第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC 2023)、2017年以降6年ぶりの開催となり、2023年3月8日から3月22日までの14日間、世界がWBCに熱狂しましたね。しかも決勝戦では日本がアメリカを破り、通算3回目の世界一を見事に奪還しました!この記事では第1ラウンドから決勝戦までの大会結果をまとめてみました。また、WBC 歴代 優勝国についても紹介していきます。
WBCとは
WBCはWorld Baseball Classic(ワールド ベースボール クラシック)の略であり、野球の国際大会です。夏季オリンピックの正式種目から野球が外れたことが開催のきっかけにもなっており、2006年に第1回大会が開催されてから概ね四年に一度のペースで開催されています。ただし前回のWBCとなる2017年の第4回大会からは、なんと6年の歳月を経て、今年5回目のWBC2023が開催されました。WBCの最多優勝国は日本で第1回大会の2006年と第2大会の2009年そして、第5回となるWBC2023の3回となっています。
6年ぶりとなったWBC2023には、史上最多の20か国が本戦に参加。3月8日に開幕し、3月22日の決勝戦まで熱い戦いを繰り広げましたね。
第1ラウンドからの日程と試合結果を見ていきましょう。
WBC2023大会結果まとめ
1次ラウンド日程・結果
会場
- Aプール:台中インターコンチネンタル野球場
- Bプール: 東京ドーム
- Cプール:チェイス・フィールド
- Dプール:ローンデポ・パーク
3月8日
- 13:00 Aプール:キューバ 2 – 4 オランダ
- 20:00 Aプール:パナマ 12 – 5 チャイニーズ・タイペイ
3月9日
- 13:00 Aプール:パナマ 1 – 3 オランダ
- 20:00 Aプール:イタリア 3 – 6 キューバ
- 12:00 Bプール:オーストラリア 8 – 7 韓国
- 19:00 Bプール:中国 1 – 8 日本
3月10日
- 13:30 Aプール:キューバ 13 – 4 パナマ
- 20:00 Aプール:イタリア 7 – 11 チャイニーズ・タイペイ
- 12:00 Bプール:チェコ共和国 8 – 5 中国
- 19:00 Bプール:韓国 4 – 13 日本
3月11日
- 13:00 Aプール:パナマ 2 – 0 イタリア
- 20:00 Aプール:オランダ 5 – 9 チャイニーズ・タイペイ
- 12:00 Bプール:中国 2 – 12 オーストラリア
- 19:00 Bプール:チェコ共和国 2 – 10 日本
3月12日
- 13:00 Aプール:チャイニーズ・タイペイ 1 – 7 キューバ
- 20:00 Aプール:オランダ 1 – 7 イタリア
- 12:00 Bプール:チェコ共和国 3 – 7 韓国
- 19:00 Bプール:日本 7 – 1 オーストラリア
- 4:30 Cプール:コロンビア 5 – 4 メキシコ
- 11:00 Cプール:イギリス 2 – 6 アメリカ
- 2:00 Dプール:ニカラグア 1 – 9 プエルトリコ
- 9:00 Dプール:ドミニカ共和国 1 – 5 ベネズエラ
3月13日
- 12:00 Bプール:オーストラリア 8 – 3 チェコ共和国
- 19:00 Bプール:韓国 2 – 22 中国
- 4:00 Cプール:イギリス 18 – 8 カナダ
- 11:00 Cプール:メキシコ 11 – 5 アメリカ
- 1:00 Dプール:ニカラグア 1 – 3 イスラエル
- 8:00 Dプール:ベネズエラ 9 – 6 プエルトリコ
3月14日
- 4:00 Cプール:コロンビア 5 – 7 イギリス
- 11:00 Cプール:カナダ 1 – 12 アメリカ
- 1:00 Dプール:ドミニカ共和国 6 – 1 ニカラグア
- 8:00 Dプール:イスラエル 0 – 10 プエルトリコ
3月15日
- 4:00 Cプール:カナダ 5 – 0 コロンビア
- 11:00 Cプール:イギリス 1 – 2 メキシコ
- 1:00 Dプール:ニカラグア 1 – 4 ベネズエラ
- 8:00 Dプール:イスラエル 0 – 10 ドミニカ共和国
3月16日
- 4:00 Cプール:メキシコ 10 – 3 カナダ
- 11:00 Cプール:アメリカ 3 – 2 コロンビア
- 1:00 Dプール:ベネズエラ 5 – 1 イスラエル
- 8:00 Dプール:プエルトリコ 5 – 2 ドミニカ共和国
決勝ラウンド日程・結果
会場
- 準々決勝①②:東京ドーム
- 準々決勝③④/準決勝:ローンデポ・パーク
3月15日 準々決勝①
- 19:00:キューバ 4 – 3 オーストラリア
3月16日 準々決勝②
- 19:00:イタリア 3 – 9 日本
3月18日 準々決勝③
- 8:00:プエルトリコ 4 – 5 メキシコ
3月19日 準々決勝④
- 8:00:アメリカ 9 – 7 ベネズエラ
3月20日 準決勝①
- 8:00:キューバ 2 – 14 アメリカ
3月21日 準決勝②
- 8:00:メキシコ 5 – 6 日本
3月22日 決勝
- 8:00:アメリカ 2 – 3 日本
WBC 2023 最も活躍した選手は?
WBC 2023の優秀選手賞とポジション別優秀選手を紹介していきます。見事優勝を果たした日本のチームからどの選手が選抜されたのでしょうか。
最優秀選手賞(MVP)
大谷翔平(日本)
オール・ワールドベースボールクラシック・チーム
オール・ワールドベースボールクラシック・チーム(ポジション別優秀選手)は以下のとりです。日本からも2選手選出されています!
投手:大谷翔平(日本)
投手:ミゲル・ロメロ(キューバ)
投手:パトリック・サンドバル(メキシコ)
捕手:サルバドール・ペレス(ベネズエラ)
一塁手:ジャン・ユーチェン(チャイニーズ・タイペイ)
二塁手:ハビアー・バエズ(プエルトリコ)
三塁手:ヨアン・モンカダ(キューバ)
遊撃手:トレイ・ターナー(アメリカ)
外野手:ランディ・アロサレーナ(メキシコ)
外野手:マイク・トラウト(アメリカ)
外野手:吉田正尚(日本)
指名打者:大谷翔平(日本)
WBC 歴代 優勝・準優勝国と最優秀選手賞
2006年に第1回大会が開催され、2023年で第5回目を迎えたWBC。これまでの歴代優勝国と準優勝国、最優秀選手賞を受賞した選手をおさらいしていきましょう。
2006年
- 優勝:日本
- 準優勝:キューバ
- 最優秀選手賞:松坂大輔
2009年
- 優勝:日本
- 準優勝:韓国
- 最優秀選手賞:松坂大輔
2013年
- 優勝:ドミニカ共和国
- 準優勝:プエルトリコ
- 最優秀選手賞:ロビンソン・カノ
2017年
- 優勝:アメリカ合衆国
- 準優勝:プエルトリコ
- 最優秀選手賞:マーカス・ストローマン
まとめ
王座奪還をかけて、史上最強メンバーの大谷翔平(エンゼルス)、ダルビッシュ有(パドレス)、吉田正尚(レッドソックス)らメジャーリーガーに加えて、三冠王の村上宗隆(ヤクルト)に投手五冠の山本由伸(オリックス)ら錚々たる侍たちで挑んだWBC2023。侍ジャパンがMLBを代表する錚々たる選手たちのアメリカを3対2で下し、なんと7戦全勝で3大会ぶり3回目の優勝を果たしましたね。あまりにもドラマチックな展開で侍魂を見せつけてくれた侍ジャパン。沈んだ話題が多い中で希望溢れる夢を現実にした瞬間でした。次回のWBCでは一体どんな夢を見せてくれるのか、今から楽しみですね。