【女子テニス】日比野菜緒の幼少期からのプロフィールや経歴 

日本の女子プロテニスプレーヤーで、最新の世界ランキングでは122位の日比野菜緒選手。

日比野菜緒選手は、穂積絵莉選手、加藤未唯選手らとともに女子テニスの「94年組」と呼ばれ注目を集めています。

今回は、女子シングルスの日本ランキングで現在トップの日比野菜緒について、幼少期からのプロフィールや経歴をまとめてみました！

日比野菜緒（ひびの なお）選手のプロフィール

• 生年月日：1994年11月28日
• 年齢：28歳
• 出身地：愛知県一宮市
• 身長：163cm
• 体重：58kg
• 血液型：不明
• 出身校：岡山学芸館高等学校
• 所属：ブラス

日比野菜緒選手の経歴

一宮市立木曽川西小学校時代

日比野菜緒選手がテニスを始めたのは10歳の時。当時、2歳上の兄がテレビゲームに夢中でテレビの前で地蔵のようになっていて、母親が考え抜いた末に兄を近所にあった木曽川ローンテニスクラブに入れました。その時に日比野菜緒選手も一緒に始めることに。

テニスを始めた当初は練習が嫌いで「行きたくない」とよく言っていたそうです。しかし、木曽川ローンテニスクラブは上手になるとクラスが上がっていくシステムで、練習というよりはゲーム感覚で「クラスを上げたい」という思いで通っていました。

初めて試合に出場したのは4年生の時で、0-6、0-6の完敗でした。試合に出始めた頃は負けてばかりいたそうです。

ところが次第に実力がついて来て、愛知県大会や東海予選なんかにも出場するようになります。そして、6年生の夏には全国小学生テニス選手権や全日本ジュニアテニス選手権12歳以下ダブルスに出場しました。

名古屋経済大学高蔵中学校時代

中学はテニスの強豪校である名古屋経済大学高蔵中学校に進学。中学入学後は全国レベルの選手として頭角を現していきます。

中学1年生の時に出場した全国中学生テニス選手権ではベスト32。2年生の時に出場した全日本Jr.テニス選手権14歳以下シングルスではベスト8、全国中学生テニス選手権でもベスト8。

そして、3年生の時に出場した全日本Jr.テニス選手権16歳以下シングルスではベスト16、全国中学生テニス選手権ではシングルス、ダブルスともに準優勝を果たしました。

岡山学芸館高等学校時代

中学3年生の時にテニス留学を決意した日比野菜緒選手は、テニス留学制度のある岡山学芸館高等学校へ進学し、15歳でオーストラリアのプロワンテニスアカデミーに入門。

オーストラリア時代にはITFジュニアの大会にも参戦し、世界ジュニアランキングを獲得します。2010年の世界スーパージュニアでは2回戦進出、2011年は全豪オープンジュニア、ウインブルドンジュニア、全米オープンジュニア、世界スーパージュニアに出場。2012年は全豪オープンジュニアに出場し、2回戦進出を果たしました。

2011年11月、1年半のテニス留学から帰国直後に出場した全日本ジュニア選抜室内テニス選手権大会で準優勝を収めると、高校2年の冬からは元デビスカップ日本代表の監督でもある、竹内映二さんが代表を務めるテニスラボに入門します。

2012年からは一般のITFプロサーキット大会にも挑戦し、同年6月には東京と三重で開催されたITF1万ドル大会のシングルスで2週連続優勝を飾りました。さらに、9月の京都1万ドル大会でもノーシードからシングル、ダブルスともに優勝し、11月には全日本テニス選手権に初出場しました。

プロ転向後

2013年

大学進学も考えていた日比野菜緒選手ですが、2013年4月にプロ転向を果たします。引き続きITFサーキットを中心にプロツアーを転戦。シングルスでは8月のITF女子2万5千ドル大会（つくば市）でプロ転向後初優勝する他、ITF2万5千ドル大会でベスト4入りを3回果たしました。

ダブルスではITF2万5千ドル大会（高陽市）で優勝した他、ITF 5万ドル大会

（岐阜）では準優勝するなどの活躍を見せました。

2014年

5月開催の久留米ベストアメニティカップ（ITF5万ドル大会）では、準々決勝で当時16歳の大坂なおみ選手を破り準決勝に進出。準決勝では第2シードのワン・チャン選手に敗れました。

2015年

10月のタシュケント・オープンでは、WTAツアー参戦2回目にもかかわらず決勝まで勝ち上がります。決勝ではドナ・ベキッチ選手をストレートで下し、プロ転向後初のWTAツアー優勝を果たしました。

大会後のランキングではトップ100入りを果たし、年間最終ランキングは66位でシーズンを終えました。

2016年

全豪オープンでは、初めてのグランドスラム本戦出場を果たしました。1回戦で第5シードのマリア・シャラポワ選手に敗れます。

リオデジャネイロ五輪では、選考基準のランキングには届かなかったものの、辞退者が出たため繰り上げで出場が決まりました。2回戦で第3シードのガルビネ・ムグルサ選手に敗れています。

2017年

マレーシア・オープンでツアー3度目の決勝進出を果たすも、決勝でアシュリー・バーティ選手に敗れ準優勝となりました。4月のモンテレイ・オープンの女子ダブルスでは、アリシア・ロソルスカ選手と組み優勝を飾りました。

全米オープンでは1回戦を突破し、シングルスでの4大大会初勝利を挙げました。

2018年

このシーズン、グランドスラムの本戦出場は全豪オープンのみでした。7月のITFアメリカ20Aのホノルルチャンピオンシップスでは優勝を果たしました。

2019年

9月、WTAツアーの花キューピットジャパンウイメンズオープンテニスチャンピオンシップスで、大会史上初となる単複での優勝という快挙を達成。ダブルスは土居美咲選手と組んでの出場でした。

2020年

新型コロナウイルスの世界的大流行の影響で、試合の開催時期の変更が多数みられたこのシーズン。

その一つであるストラスブール国際では、1回戦で2017年全米オープン覇者のスローン・スティーブンス選手、2回戦ではザリーナ・ディラス選手、3回戦では2017年全仏オープン覇者のエレナ・オスタペンコ選手を破る活躍を見せました。準決勝ではエレーナ・リバキナ選手に敗れベスト4となりました。

全仏オープンでは1回戦を突破。全仏オープンでは初の本戦勝利を挙げます。

2021年

全豪、全仏、ウィンブルドンで2回戦進出を果たす。2020年東京オリンピックにも出場しますが、オリンピック前に左足首を負傷していることが判明し、シングルス、ダブルスともに初戦敗退となりました。

ダブルスでは、4月開催のWTAツアー・BNPパリバ・テニス選手権イスタンブール（ペア・二宮真琴）で準優勝しています。

2022年

ITFワールドテニスツアーのダブルス2大会で優勝を果たします。FINEMARK女子プロテニス選手権は元ダブルス世界1位のティメア・バボス選手と、W60 テンプルトンはサブリナ・サンタマリア選手がパートナーでした。

2023年

3月、WTAツアーのマイアミ・オープンでは本戦の2回戦に進出。そして、4月4日から行われたITFツアーのかしわ国際オープンテニストーナメントでは、

決勝で第1シードのチャン・スジョン選手をストレートで破り、見事優勝を果たしました。

日比野菜緒選手はこれまでにWTAツアーでシングルス2勝、ダブルス2勝のツアー通算4勝を挙げています。

まとめ

今回は、女子テニス・日比野菜緒選手の幼少期からのプロフィールや経歴についてまとめてみました。

今シーズンは既にITFツアーで1勝を挙げている日比野菜緒選手。今月中旬からはアメリカで開催される各種ツアーに参戦予定です。

女子テニス「94年組」を代表する選手であり、日本の女子テニス界を牽引する日比野菜緒選手。今シーズンは是非グランドスラム3回戦進出を達成してほしいです。

日比野菜緒選手の活躍を期待しています！