【ラグビーワールドカップ 2023】松田力也の幼少期からの経歴

【ラグビーワールドカップ 2023】松田力也の幼少期からの経歴

2023年9月8日から10月28日の日程で開催されるラグビーワールドカップ2023。2015年ワールドカップで日本代表が強豪・南アフリカに勝利したジャイアントキリング以降、日本国内のラグビー人気が高まっています。8月15日にはラグビーワールドカップ2023フランス大会に挑む、日本代表メンバー30人が発表されました。そこで今回は日本の司令塔、SO・松田力也選手の幼少期からの経歴をまとめてみました!

目次

松田力也(まつだ りきや)選手のプロフィール

  • 生年月日:1994年5月3日
  • 年齢:29歳
  • 出身地:京都府京都市
  • 身長:181cm
  • 血液型:O型
  • 出身校:帝京大学教育学部教育文化学科
  • 所属:埼玉パナソニックワイルドナイツ
  • ポジション:SO/CTB/FB

松田力也選手の経歴

小学校時代

ユニチカフェニックスに所属していた元ラガーマン・松田大輔さんを父に持つ松田力也選手。しかし、「将来の夢はプロ野球選手」だった松田力也選手は、小学校に入ったら野球チームに入るつもりだったそうです。そんな松田力也選手を父親がラグビークラブに入部させ、6歳からラグビーを始めました。

小学生の頃は宇治市にある南京都ラグビースクールに通っていました。当時の指導者は松田力也選手について、「小学3年生の頃から『この子は』違うという動きをしていた」と語っています。

父親と二人三脚で歩んだ幼少期

ラグビーを始めた松田力也選手は、父親譲りのラグビーセンスでめきめき頭角を現しました。毎年父子揃って花園ラグビー場で開催される全国高校ラグビー大会を観戦し、いつしか松田力也選手にとって花園は憧れの場所に。花園出場という目標を果たせなかった父親と「僕がお父さんを花園に連れて行く」と約束もしました。

また、父親は小学4年生の松田力也選手を全国屈指の強豪校である京都市立伏見工業高等学校の夏合宿に連れて行き、高校生に交じって練習させました。とても小学生がついていけるレベルではありませんでしたが、松田力也選手の心に突き刺さるものがあったそうです。

突然の父親との別れ

小学5年生のクリスマスの日、試合で肩を怪我した松田力也選手は父親と一緒に帰宅。昼寝を始めた父は、そのまま帰らぬ人となりました。死因はくも膜下出血で、39歳でした。松田力也選手の魅力はランでの強気の突破ですが、それについては「いつも背中に父がついていてくれると思っているので」と松田力也選手。今もオフには京都へ帰り、お墓参りをしているそうです。

京都市立陶化中学校時代(現・凌風学園)

父親亡き後も悲しみを乗り越えて練習に励んでいた松田力也選手。中学は地元ではラグビーが強いことで知られている陶化中学校に進学。同校のラグビー部に入部し、競技を続けます。松田力也選手はミスター・ラグビーこと平尾誠二さん(享年53歳)と同じ中学・高校出身で、学生時代は「平尾2世」と呼ばれていました。

京都市立伏見工業高等学校時代

高校はドラマ「スクール☆ウォーズ」(1984年放送)のモデルになったことでも知られている、伏見工業高等学校に進学。高校時代には目標であった花園に2度出場していて、主将として出場した3年生の時には8強入りを果たしました。高校時代は主にFBとして活躍。高校日本代表にも選手されています。

帝京大学時代

大学は全国大学ラグビーフットボール選手権大会で9連覇をはじめ、これまでに大学日本一11回を誇る帝京大学に進学。セカンドキャリアでは体育教師を目指していた松田力也選手は教育学部教育文化学科で学び、教員免許を取得しています。

大学時代は全国大学ラグビーフットボール選手権大会で4回優勝を経験。同大会の9連覇に大きく貢献しました。大学では1年生の時はWTB等でプレーすることもありましたが、主にSOで活躍。

大学4年生で日本代表スコッドに初選出され、6月に行われたカナダ遠征でのカナダ代表戦でFBとして途中出場。日本代表初キャップを獲得しました。

埼玉パナソニックワイルドナイツ時代

大学卒業後はパナソニックワイルドナイツに加入。現在はプロ選手としてプレーしています。2016年6月には、スーパーラグビーサンウルブズの2017年スコッドに追加招集。同年8月に行われたジャパンラグビートップリーグ第1節クボタスピアーズ戦で先発出場し、公式戦初出場を飾りました。

ラグビーワールドカップ2019の日本代表に選出

SOをはじめ、タックルも強く、他のポジションもこなせるため、ラグビーワールドカップ2019日本大会の日本代表に選ばれました。しかし、SOには田村優選手(横浜キヤノンイーグルス)がいたため控えとなり、4試合に出場するも松田力也選手は全てベンチからのスタートとなりました。

リーグワン2022-23シーズン開幕戦に出場

2022年1月に開幕した日本のラグビーユニオンの社会人チーム競技会である「ジャパンラグビーリーグワン」(旧トップリーグ)。初年度はSOとして13試合に出場しましたが、リーグ戦最終節で負傷し、プレーオフには出場できませんでした。

2022-23シーズンは開幕戦から出場し、17試合に出場。そのうち13試合は先発出場でした。プレースキックの成功率85.5%で「ベストキッカー」を受賞。チームは準優勝でしたが、安定したプレーで司令塔の役割を果たしました。

ラグビーワールドカップ2023

来月に開幕するラグビーW杯の日本代表に選出されている松田力也選手。2大会連続での代表選出となります。今回SOに登録されているのは松田力也選手と李承信選手で、李承信選手はまだ22歳。おそらく今大会は、松田力也選手がチームの司令塔となる背番号10番をつけるのではないでしょうか。

まとめ

今回は、ラグビー日本代表で埼玉パナソニックワイルドナイツ所属の松田力也選手の経歴についてまとめてみました。幼少期に父親と二人三脚でラグビーの道を歩んできた松田力也選手。たった11歳で父親を失った悲しみは想像を絶します。しかしその悲しみが松田力也選手のパワーとなり、現在に至ります。来月開幕のワールドカップでは一つでも多くの勝利を天国の父親に届けてほしいですね。松田力也選手の健闘を祈ります!

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