ついに発売された、M2チップを搭載したMacBook Air 2022と13インチMacBook Pro 2022。好評だった前モデルM1チップとM2チップ、どちらのチップを搭載したマックブックを買えばいいのか悩んでいる人もいると思います。
そんな悩みを持つあなたは、M2チップとM1チップの違いを知っていますか?チップの性能を比較すれば、きっと自分の使用目的にぴったりのパソコンが見つかるはずです!では、早速詳しく見ていきましょう。
M2チップ・M1チップの性能比較
まずは、M2チップとM1チップの性能の違いを13インチMacBook Pro のGeekbenchスコアで比較していきましょう!
M2チップ | M1チップ | ||
CPU | 最大コア数 | 最大8コア | 最大8コア |
シングルコアスコア | 1910 | 1705 | |
マルチコアスコア | 8803 | 7602 | |
GPU | 最大コア数 | 最大10コア | 最大8コア |
Open CLスコア | 27649 | 18622 | |
METALスコア | 30420 | 21452 | |
メモリ | 最大メモリ数 | 最大24GB | 最大16GB |
最大スペック価格 (SSD以外) | 〜¥264,800 | 〜¥162,800 |
上記の通り、CPUのコア数は同じですが、GPUはM2チップの方がコア数が2増加しています。
CPU性能
M2チップのコア構成は、高性能コアが4と効率コアが4で、M1チップと同じのオクタコアです。アップルによると、M1チップと構成自体は同じですが、性能コアはキャッシュの容量を増加し、更に効率コアも強化することで、M2チップのマルチスレッド性能を18%引き上げたとのことです。
GPU性能
M2チップのGPUは最大10コアで、M1チップより2多いです。またM2チップは、M1チップに比べて同電力レベルで25%、最大電力レベルで35%ものグラフィック性能を向上させています。
更に、M2チップではメディアエンジンも強化されていて、8K(H.264/HEVC)動画に対応するビデオデコーダーを搭載。ProResのトランスコードの処理が3倍も高速化されました。4Kでは、最大11ストリームの再生が可能で、8Kでは最大2ストリームの再生が可能です。流石に14インチと16インチのMacBook Pro・M1 Proチップには及ばないですが、ある程度の重い作業でもMacBook Air M2でできてしまうほど、メディアエンジンが強化したということです。
メモリ
大絶賛を受けたM1チップのマックブックでしたが、最大メモリ容量が16GBというのは物足りないと感じてしまった人が結構いました。しかし、M2チップでは最大24GBと、メモリが8GBも増加しています。それだけではありません!ユニファイドメモリ帯域幅は100GB/sになり、M2チップはM1チップの65.28GBp/sに比べて約50%も転送速度を確保しています。要するに、前モデルと比べて新モデルのメモリ性能は大きく向上しましたね。
M2チップを採用している製品は?
M2チップを採用しているApple製品は、今のところMacBook Airと13インチMacBook Proだけです。発売される最新iPad ProにもM2チップが搭載されるという噂がありますが、アップルはまだ何も発表していません。
【結論】どのチップを買えばいい?
薄く軽量化され、MacBook Pro M1に似たデザインとなったMacBook Air M2は164,800円(税込)から、MacBook Pro M2は178,800円(税込)から購入できます。長い目で見れば、M1チップモデルよりM2チップモデルを選んだ方が良いでしょう。「あまり重い作業はしないし、高い」というのなら、約10万円でMacBook Air M1を手に入れることをおすすめします!