大野将平の幼少期からの生い立ちや経歴!家族構成・両親の情報も

2021東京オリンピック柔道代表で金メダル獲得、連覇が期待されている大野将平選手。

2016年リオデジャネイロオリンピックで金メダルを獲得し、その後も2019年に世界選手権優勝、グランドスラム・デュッセルドルフ大会では2018年から3連覇を果たすなど、得意技の内股や大外刈で一本を取りにいく柔道スタイルで破竹の勢いをみせています。

そんな大野選手が「オリンピックで金メダルを獲りたい」と夢を持ったのが8歳の頃のある経験がきっかけだそう。

そこで今回は、

・幼少期や高校時代は?

・家族構成や両親は?

など、柔道を始めたきっかけや中学・高校・大学時代、リオオリンピック金メダル獲得前とその後など、大野選手のこれまでの歩みをまとめてみました!

目次

大野将平の生い立ちや経歴

それでは早速ですが、大野将平選手の生い立ちや経歴についてまとめてみました。

幼少期から高校、現在までどのような歩みを描いてきたのか確認してみましょう。

大野将平の幼少期

山口県山口市で生まれた大野選手。

7歳の時に松美(まつみ)柔道スポーツ少年団で柔道を始めることになります。

始める以前は柔道に興味があった訳ではないそうで、始めたきっかけは、

・兄が先に柔道を始めていた。

・親戚のおじさんが道場の先生をやっていて、道場に遊びに行く延長で柔道を始めた。

ことがきっかけだそうです。

兄と親戚の影響で始めた柔道ですが、さらに8歳の時にテレビでシドニーオリンピックを見て感銘を受け、「いつかオリンピックで金メダルを獲りたい」と夢を持つようになります。

幼い頃にすでに「オリンピックで金メダル」という夢を掲げた大野選手は、夢を実現するために中学進学後に親元を離れ、講道学舎に入門します。

大野将平の中学時代~高校時代

中学から上京し、講道学舎に入門した大野選手。

入門前は兄が同じく上京していたこともあり、楽観的に考えていたそう。

しかしいざ入門してみると講道学舎の厳しさを目の当たりにし、「この時期には辛かった思い出しかない」と吐露しています。

また、入学当初は同じ学年の選手8名のうち7番手の評価だったそうです。

正直リオオリンピックの金メダリストが入門当初は7番手だったと思うと衝撃ですよね。

しかし、2年生になったころに徐々に才能が開花していきます。

一切妥協せずに常に真剣勝負を挑む姿勢に、他の選手が組み合うのを避ける傾向が出てきたのです。

この、妥協せず常に真剣勝負を挑む姿勢は、現在の大野選手にもすごく繋がっているなと感じます!

存在感を増してきた大野選手は試合でも結果を残します。

中学2年

・近代柔道杯:5位

中学3年

・東京都大会:準優勝

・全国中学校柔道大会(団体戦):5位

・マルちゃん杯(団体戦):5位

惜しくも優勝を逃したものの、東京都大会では旗判定による決着など、苦しい時期であった中学時代ですが、成長も実感できたのではないでしょうか。

そして、高校へと舞台は移ります。

高校は世田谷学園高校へ進み、2年生のときに個人戦でインターハイ73kg級で優勝を果たします。

ですが、その後初めての挫折も経験したそうです。

3年生になり連覇も期待された大野選手ですが、その後ケガに悩まされます。

ケガがちになってしまい、満足に力を発揮できないまま、3年生時の東京都大会決勝で敗れ、インターハイに出場することができませんでした。

中学時代の厳しい練習、高校時代の挫折。

苦汁を味わってきた大野選手ですが、大学時代にその才能が一気に開花します!

大野将平の大学時代

大学は奈良県の天理大学へ進学。

天理大学に進学した理由は分かりませんが、天理大学と講道学舎の柔道スタイルが似ているという点があるそうで、その影響が大きかったのかもしれません。

また、「講道学舎では基礎、天理大学では応用」を学んだと大野選手自身も語っていたので、柔道スタイルの一致が進学の決め手かもしれません。

そしてこの天理大学で大野選手の才能が開花する運命的な出会いが訪れます。

それが、当時全日本代表チームの監督だった大学の先輩でもある篠原信一監督との出会いです。

篠原監督は大野選手の才能にほれ込み、特例でジュニアからシニアの強化指定選手に引き上げます。

そのことにより、シニアの合宿に参加できるようになり、より力を蓄えられたそうです。

その合宿の成果もあってか、大学2年時から破竹の勢いをみせます。

大学2年

・全日本ジュニア:優勝

・世界ジュニア:優勝

・ヨーロッパオープン・オーバーヴァルト:優勝

大学3年

・講道館杯:優勝

・グランドスラム東京大会:優勝

数々の優勝を遂げた大野選手ですが、大学3年時に不祥事が起きてしまいます。

上級生による下級生への暴力問題です。

結果的に大野選手が手を出していたかどうかはハッキリとしていませんが、30日の停学処分全柔連の強化指定選手解除の処分を受けることになります。

また、同時に天理大学主将の任も解かれ、当時は引退することも考えていたそうです。

結果的には思いとどまり、大学4年時には世界選手権代表に選出・出場します。

そして、その世界選手権ではオール一本勝ちで優勝を果たします。

世界の強豪相手に勝つことすら難しいのに、それをオール一本勝ちで制してしまうのは驚異的ですよね!

大野将平のリオ五輪~現在

その後も、2015年の世界選手権で優勝、2016年の柔道グランプリ・デュッセルドルフで優勝と、実績を積み上げ期待されたリオデジャネイロオリンピック。

当時は、独特な雰囲気はあるもののあまりプレッシャーを感じなかったそうです。

こうした大舞台でも動じないメンタル面は大野選手の強みだと言えそうですね!

ただ、当時の井上康生監督から「7人の中で一番金メダルに近い男」だと言われたことに関してはプレッシャーを感じたそうです。

しかしそのプレッシャーも「やるしかない」と自分に言い聞かせ力に変えたそうです。

プレッシャーにも動じないメンタルの強さに感服しますが、東京オリンピックでは異例のコロナ禍での開催となり、プレッシャーとはまた違う独特な雰囲気の開催となりそうです。

また大野選手自身も今回の東京オリンピックに対してこのようにコメントしています。

「世界中の人々の理解と協力を得て、安心・安全な東京オリンピックが開催されることを願っています。

今、私にできることはどんな困難な状況にあろうとも、東京オリンピックでの二連覇と男女混合団体の金メダル獲得のために万全の準備をすることだけです。

そして、この不安や様々な感情を力に変えられるのが、アスリートであると信じています」

引用元:日刊スポーツ

大野選手のメンタルの強さならどんな状況でもいとも簡単に打破してくれそうですね!

大野将平の家族構成や実家の情報

ここで、大野将平選手の気になる家族構成や実家の情報についても調べてみました。

大野将平の両親・兄弟(姉妹)・家族構成

柔道を始めるきっかけになった兄と2人兄弟だそうです。

大野選手のお兄さんも地元である山口県での体重別選手権に優勝するなどかなりの実力者だったようです!

兄弟揃って結果を残しているのはホントすごいですよね!

また、大野選手の得意技の一つ「内股」はお兄さんから伝授された技とも言われています。

兄弟で切磋琢磨してきた情景が目に浮かびますし、より共に成長できたんじゃないかと思います。

また、ご両親についてはほとんど情報がなかったのですが、大野選手の中学時代の上京を母は反対していたそうです。

兄が先に上京しているので、講道学舎の厳しさを知ってるが故に反対していたのだと思いますが、子供のためを思うと親の心配する気持ちもよく分かります。

最終的には、「1年間で10kg体を大きくしたら入門しても良い」という条件付きで上京を許可したそうです。

大野将平のプロフィールと戦績

名前大野 将平(おおの・しょうへい)
生年月日1992年2月3日
身長170cm
体重73kg
出身地山口県山口市
学歴弦巻中学校-世田谷学園高校-天理大学
所属旭化成
得意技大外刈、内股
主な獲得タイトルリオデジャネイロオリンピック(2016)

グランドスラム・デュッセルドルフ(2018~2020)

グランドスラム・大阪(2018)

全日本選抜体重別選手権大会(2019)

世界柔道選手権大会(2019)

大野選手と言えばリオデジャネイロオリンピックでの金メダル獲得も記憶に新しい所。

今回の東京オリンピックでも金メダル獲得が期待されています!

期待が大きい分プレッシャーも大きそうですが、持ち前のメンタルの強さではね返してくれると思います!

そして大野選手と言えば一本勝ちへのこだわりが強い選手です。

大野選手のオール一本勝ちが見られるかもしれない東京オリンピックにぜひ注目してください!

まとめ

今回は、「大野将平の幼少期からの生い立ちや経歴!家族構成・両親の情報も」についてまとめてみました!

最後に要点をまとめますと、

・柔道を始めたきっかけは兄と親戚の影響。

・8歳の頃シドニーオリンピックを見て「金メダル獲得」が夢に

・中学時代は辛い思い出しかないほど過酷だった。

・家族構成は兄1人の4人家族。

中学時代の厳しい練習、高校時代のケガ、大学時代の不祥事など、様々な困難がありましたが、それでもくじけない精神的な強さが大野選手の持ち味だと思います!

今夏の東京オリンピックも連覇が期待されていますが、プレッシャーもなんのその跳ね返してくれると思います!

今後の大野選手の活躍にも是非注目してください!

それでは、ご覧いただきありがとうございました。

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