2021年東京オリンピック女子レスリング代表で金メダルが期待されている川井梨紗子(かわい・りさこ)選手。
前回リオデジャネイロオリンピックでは63kg級で金メダルを獲得していて、今回の東京オリンピックでは妹の川井友香子選手とともに姉妹でのW金メダル獲得も期待されています。
両親ともに元レスリング選手という生粋のサラブレッドでもある川井梨紗子選手ですが幼少期の頃からどのような歩みを辿ってきたのでしょうか?
今回は、
・生い立ちやどういった経歴を持っているのだろう?
・家族構成や両親・兄弟の情報も気になる
と思っているあなたのために、川井梨紗子の幼少期からの生い立ちや経歴、家族情報についてまとめてみました。
川井梨紗子の生い立ちや経歴
それでは早速ですが、川井梨紗子選手の生い立ちや経歴についてまとめてみました。
幼少期から高校、現在までどのような人生を送ってきたのか確認してみましょう。
川井梨紗子の幼少期・小学生時代
1994年、石川県河北郡津幡町で生まれた川井梨紗子選手。
レスリングを始めたのは8歳の頃。
小学2年生の時に母親がコーチを務める金沢ジュニアレスリングクラブで始めたそうです。
ただ、当初は両親をさせるつもりはなかったそうです。
その理由が、
「自分が競技を一生懸命やっていたので、親がやっていたとか、やらされたとかの中途半端な気持ちでやってほしくなかった。自分の意志じゃないと」
引用元:サンスポ
自分自身が競技に一生懸命取り組んでいたのいで中途半端にやらせるのは良くないという考えですね!
また、自分の娘ということもあり、ひいきしていると他の生徒に見られないようにする為、より厳しく接していたようです。
さらに、道場では先生と呼ばせるようにするなど、家と道場での区別をハッキリさせるなど、かなり厳しくされていたようです。
小学生というとまだまだ親に甘えたくなる時期でもありますが、そうした厳しい練習も娘に中途半端にやらせたくない、レスリングとは厳しいものだという愛情の裏返しではないでしょうか。
その厳しい練習は、小学校6年の時に全国少年少女レスリング選手権大会33kg級で2位となるなど結果に結びつきます。
川井梨紗子の中学時代
地元津幡町にある津幡中学校へ進学。
津幡中学校の部活動一覧を見てみてもレスリング部がなかったので、おそらく部活動には入らず、前述の金沢ジュニアレスリングクラブでの練習に励んでいたと思われます。
ただ、中学生になったころにはより練習もハードに、
・週2回だった練習が週4回に
・平日は学校が終わる夕方5時~7時過ぎまで
・土日は午前3時間、午後3時間
そして中学3年の時には、全国中学生選手権52kg級で優勝を達成しました!
川井梨紗子の高校時代
高校の進学先に選んだのは愛知県名古屋市にある至学館高校。
至学館高校では過去の卒業生で伊調馨さんや登坂絵莉さんを輩出したレスリングの名門です。
その名門で2年生の時に全国高校女子選手権で優勝。
さらに世界カデット選手権という16・17歳の世界レスリング大会でも優勝。
そして3年生時には全日本選抜に出場すると元世界チャンピオンの山本美憂さんを撃破するなど優勝を飾り、世界選手権代表にも選出。
7位という結果に終わりますが、大学進学後にさらなる活躍を遂げます。
川井梨紗子の大学時代
至学館大学に進学した川井梨紗子選手。
まずは、その進学後から卒業までの2013年~2016年リオデジャネイロオリンピックまでの主な成績をまとめてみました。
〈55kg級での成績〉
2013年:ジュニアクイーンズカップ ジュニアの部 優勝
2013年:ジュニアオリンピック ジュニアの部 優勝
2013年:世界ジュニア 優勝
2013年:FILAゴールデングランプリ 2位
〈58kg級での成績
2014年:ワールドカップ 優勝
2014年:アジア選手権 優勝
2014年:全日本選抜 2位
2014年:世界ジュニア 優勝(59kg級)
2015年 – ワールドカップ 優勝
〈63kg級での成績〉
2015年:全日本選抜 優勝
2015年:世界選手権 2位
2015年:全日本選手権 優勝(60kg級)
2016年:アジア選手権 優勝
堂々たる成績を残していますが、ここまでいろんな階級で結果を残し続けていることもすごいことですよね!
そして、ご存知の通りその後リオデジャネイロオリンピックで金メダルを獲得します。
川井梨紗子の現在
そして、2連覇を目指して東京オリンピックでの挑戦を目指します。
ただ、川井梨紗子選手の場合最大の敵は国内にいました。
女子個人で史上初のオリンピック4連覇を成し遂げた伊調 馨選手です。
一番の憧れの存在であり、最大のライバルでもある。
2018年12月全日本選手権。
ここから伊調選出とのオリンピックをかけた運命の対戦が幕を開きます。
史上初めてとなる川井梨紗子選手と伊調馨選手によるオリンピック王者同士の対決。
初戦でいきなりぶつかった両者は互いに一歩も譲らない展開になり、結果的には2-1で川井選出が勝利をおさめます。
ちなみに伊調選手が日本の選手に敗戦したのは17年ぶり、連勝記録も70でストップ。
しかし、敗者復活戦で勝ち上がってきた伊調選手と決勝で再度対戦。
決勝ではこちらも僅差の2-3での逆転負けとなり、当時は引退も考えていたほどだそうです。
そして2019年全日本選手権。
悔しさを糧にして川井選手は、伊調選手に6-4と雪辱を果たすことに成功。
その年の7月にはプレーオフで世界選手権代表の座を争うこととなり勝利。
結果的にはこの戦いが事実上のオリンピック代表決定戦でもあったため、東京オリンピック代表も内定しました。
印象的なのがこの試合の直後に、妹の友香子さんあった時に最初に出た一言目が「疲れた」だったそうです。
勝って嬉しいという気持ちを忘れるぐらい、満身創痍の戦いであったことを強く印象付けられました。
東京オリンピックでは2連覇に加え、姉妹での金メダルも期待されていますが、この戦いを経験しているのはとても大きな強みになるんじゃないかなと思います。
川井梨紗子の家族構成や実家の情報
ここで、川井梨紗子選手の気になる家族構成や実家の情報についても調べてみました。
川井梨紗子の両親・兄弟(姉妹)・家族構成
川井梨紗子選手の家族構成は妹2人、父・母の5人家族です。
・父:川井孝人
・母:川井初江
・長女:川井梨紗子
・次女:川井友香子
・三女:川井優梨子
Instagramでは家族5人で仲良く飲食店に訪れる姿がアップされるなど、家族の仲の良さが出ていますね!
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少しだけ家族の経歴にも触れてみます。
父:川井孝人
学生時代には、学生二冠(全日本選手権、グレコローマン選手権)に輝いた実績を持つ元学生チャンピオンです。
2021年現在は石川県立金沢北陵高校でレスリング部の監督を勤めていらっしゃいます。
母:川井初江
母初江さんは元レスリング日本代表選手。
1988年、1989年には全日本選手権を制覇。
当時はオリンピックに女子レスリングがなく、もしあれば親子でのオリンピック制覇なんてのもあったのかもしれませんね!
次女:川井友香子
次女の川井友香子さんは62kg級の東京オリンピック代表。
梨紗子さんに負けず劣らずで、世界選手権では2018銀、2019銅と世界でもトップクラスに君臨しています。
三女:川井優梨子
三女の川井優梨子さんは次女友香子さんと同時期にレスリングを始めたそう。
戦績などが見当たらないことからどこかのタイミングでレスリング自体は引退していると思われますが、Instagramでは度々登場していますし、三姉妹の仲の良さがうかがえます!
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(左:優梨子さん、中:友香子さん、右:梨紗子さん)
川井梨紗子のプロフィールと戦績
名前 | 川井 梨紗子(かわい・りさこ) |
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生年月日 | 1994年11月21日 |
身長 | 160cm |
体重 | 59kg |
出身地 | 石川県河北郡津幡町 |
学歴 | 津幡中学校-至学館高校-至学館大学 |
主な獲得タイトル | リオデジャネイロオリンピック(2016) 世界選手権(2017~2019) 世界ジュニア(2013~2014) 世界カデット選手権(2011) |
川井梨紗子のプレースタイルや世間の声
超攻撃的とも言われる川井選手のプレースタイルですが
レスリング経験者の自分の場合、「いなし・くずし」→「タックル」で攻める、#川井梨紗子 のスタイルが好み。文字表記は分かれるが、実際には1つの動きとして完成されてる。吉田沙保里しかり、これが #最強のレスリング だと思う。変えずに磨いていってほしい。
— iwasaki (@rockin_vibes) July 6, 2019
レスリング・女子・63kg級・決勝。川井梨紗子。オリンピックに初出場で、「金メダル」。最高に攻撃的なレスリングを見せたッ。世界一ッ。此の上無い素んんん晴らしい成績。おめでとうっ!!!!!#nhkbs1。
— Hi-Saaai/ンゴッチ (@Arp2_akg) August 18, 2016
また、プライベートでは「他の曲は聞かない」というほど熱烈な倖田來未さんの大ファンで、試合の際には倖田來未さんの楽曲を聞いてテンションを高めるというルーティンがあるほど。
また、試合の際には倖田來未さんが応援に駆けつけてくれるほど親交もあるそうです。
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まとめ
今回は、川井梨紗子の幼少期からの生い立ちや経歴!家族構成・両親の情報もについてまとめてみました!
最後に要点をまとめますと。
・レスリングを始めたのは8歳の頃
・オリンピック4連覇中の伊調選手を破ってのオリンピック内定
・父、母も元レスリング選手
今後の川井梨紗子選手の活躍にもぜひ注目してください。
それでは、ご覧いただきありがとうございました。