【北京五輪 2022】スキー・小林陵侑の幼少期からの生い立ちや経歴!

【北京五輪 2022】スキー・小林陵侑の幼少期からの生い立ちや経歴!

北京五輪が開幕しましたね!中国・北京での開催ということもあり、リアルタイムで観戦できる方も多いのではないでしょうか。しっかりと日程を確認、スケジューリングして観戦したいところですね。そしてせっかく見るのであれば、日本人選手の金メダル獲得を見たいですよね!

日本人選手で金メダルの期待がかかる一人が、これからご紹介するスキージャンプの小林陵侑選手です。今シーズンのワールドカップでも抜群の安定感を見せてくれている小林選手は、個人ノーマルヒル、ラージヒル、男子団体、新種目の男女混合の4種目での出場、メダル獲得が期待されています!

目次

小林陵侑とは?

小林陵侑(こばやしりょうゆう)選手は、1996年11月8日生まれ、岩手県岩手郡松尾村(現:八幡平市)出身です。家の前に雪とミニスキーがある環境だったため、3歳頃から自然とスキーを始めたそうです。

小林陵侑の幼少期

スキージャンプを始めたのは、家の前で兄の小林潤志郎選手(ノルディック複合)がジャンプ台をつくって飛んでおり、一緒に飛び始めたのがきっかけだそうです。よく、小林選手の紹介文に「5歳からスキーを始めた」と書かれていますが、それは5歳くらいからちゃんとジャンプをし始めたからで、スキー自体を始めたのは3歳からとのこと。

小学生時代は野球もやっており、小学5年生の時に岩手県スーパーキッズ事業に合格をしました。小林選手は、当時のことを

―――「いろんな競技を体験させてもらいましたね。ゴルフ、アーチェリー、レスリングとか。栄養の話とかも聞きました。合宿も楽しかった。いろんな競技の人と触れ合ったりして。今でも仲がいい友達もいます。」

と振り返っており、この経験がより広い視野で競技と向き合うきっかけとなったのではないかと思います。

小林陵侑の中学〜高校時代

出身中学は地元八幡平市内の公立校、松尾中学校です。中学生の時にスキーの才能が開花しはじめ、3年生の時には全日本中学大会で史上2人目のジャンプとノルディック複合の2冠を達成しています。

高校は盛岡市の私立・盛岡中央高校へ進学します。進学の直接的な決め手になったかは定かではありませんが、兄の潤志郎選手も同校の卒業生です。高校時代にもスキージャンプ選手として力をつけ、高校3年生の2015年には雪印メグミルク杯全日本ジャンプ大会、宮様スキー大会の少年の部で優勝します。驚くことに、宮様スキー大会の得点は青年の部の優勝得点を上回るものでした!さらに高校時代まではスキージャンプとノルディック複合を掛け持ちしており、国体では2連覇を達成しています。高校生の時点で既に成人の部でも優勝できるほどの力を持ちながら、一方で世界大会にはあまり出場していませんでした。

社会人となってからの経歴

高校を卒業すると、レジェンド・葛西紀明さんが選手兼監督として活躍する「土屋ホーム」へ入社します!土屋ホームでも力をつけ続けた小林選手は、いよいよ世界と戦うこととなります。

2016-17シーズン

開幕からワールドカップ遠征組に選ばれ、シーズンを通してワールドカップに出場し続けますが、33位が最高で一度もポイントを獲得することができませんでした。同シーズンに開催された世界選手権は男子ラージヒル団体のみの出場で7位という結果でした。

2017-18シーズン

平昌五輪では、個人ノーマルヒルで日本勢最高の7位入賞し、団体戦では日本の最終飛躍者を務め、6位入賞を果たします。五輪後のフィンランドで行われた個人第16戦で自己最高の6位に入り、最終的に総合24位でシーズンを終えます。

2018-19シーズン

11月18日にポーランドで行われたワールドカップの個人開幕戦で3位となり、自身初の表彰台にのぼりました!翌週の11月24日にフィンランドで行われた第2戦でワールドカップ初優勝!日本男子勢としても、兄・潤志郎選手の2017-18シーズンの個人戦開幕戦優勝以来となる快挙でした。

勢いそのままに、12月30日から行われた伝統の「スキージャンプ週間」では、史上3人目の4連勝 (グランドスラム) 達成します!!また日本人としては1997-98シーズンの船木和喜選手以来の21年ぶり史上2人目のジャンプ週間総合優勝を達成しました。

スロベニアでのワールドカップ最終戦では、1本目で日本新記録となる252mの大ジャンプ(ヒルレコード)を決め、シーズン13勝目をあげました。

この結果、プラニツァ7 (プラニツァでの予選・団体戦・個人戦7本のジャンプの合計得点を競う大会) 優勝、スキーフライング・ワールドカップ総合優勝を決め、ワールドカップのタイトルを独占しました。また1シーズン13勝は、2015-16シーズンのペテル・プレヴツ選手の15勝に次ぐ歴代2位タイ。シーズン表彰台21回、ワールドカップポイント2085ポイントも歴代最多ペテル・プレヴツ選手の表彰台22回、2303ポイントに次ぐ歴代単独2位という成績で2018-19シーズンを終え、飛躍の年となりました!

2021-22シーズン

2019-20、2020-21シーズンも着実に結果を残し、突入した北京五輪シーズン。今シーズンもやはり好調をキープしている小林選手は、第3戦のフィンランドでの大会で優勝。荻原健司と渡部暁斗を抜いて、すべてのFISワールドカップでの日本人最多となる通算20勝目を挙げました。

第7戦ではシーズン2勝目を挙げ、第8戦では2位、第9戦ではシーズン3勝目を挙げ、通算表彰台登壇数が39となり、船木和喜選手を抜き、葛西紀明選手に次ぐ歴代2位となりました!

スキージャンプ週間では、3シーズンぶりの総合優勝を果たしました!

まとめ

以上、小林陵侑選手の生い立ちと経歴をまとめてきました。残している成績が素晴らしいため、十分まとめきれるのか不安になるほどのボリュームでした。スキージャンプの高梨沙羅選手やスピードスケートの高木美帆選手、フィギュアスケートの羽生結弦選手など、金メダルが期待される中の一人に数えられている小林陵侑選手の大ジャンプを期待しましょう!

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