【ラグビーワールドカップ 2023】松島幸太朗選手の幼少期からの経歴

【ラグビーワールドカップ 2023】松島幸太朗選手の幼少期からの経歴

2023年9月8日に開幕したラグビーワールドカップ2023フランス大会。初戦、日本代表はチリ代表に快勝し、次戦は9月18日、世界ランキング8位の強豪イングランド代表に挑みます。前回のラグビーワールドカップ2019での活躍により一躍有名となった東京サントリーサンゴリアス所属の松島幸太朗選手は、今大会でも日本代表入りを果たし、自身3度目となるワールドカップで戦っています。そこで今回は、ラグビー日本代表バックス(BK)松島幸太朗選手の経歴をまとめました!

目次

松島幸太朗(まつしま こうたろう)選手のプロフィール

  • 生年月日:1993年2月26日
  • 年齢:30歳
  • 出身地:南アフリカ共和国 プレトリア
  • 身長:178cm
  • 血液型:A型
  • 出身校:桐蔭学園高等学校
  • 所属:東京サントリーサンゴリアス
  • ポジション:FB

松島幸太朗選手の経歴

ジンバブエ人でジャーナリストの父親と日本人でNGO研修員の母親のもとに誕生した松島幸太朗選手。父親の仕事の関係から、3~4歳の頃は日本と南アフリカを行き来していたといいます。5歳の時に日本国籍を取得し、小学1年生から日本で生活するようになりました。

小学校時代

東京で暮らしていた松島幸太朗選手は、小学生の時はサッカー好きの父親の影響もありサッカーやバレーボールをしていました。当時の将来の夢は「プロサッカー選手」だったそうです。

中学校時代

プロサッカー選手を目指してた松島幸太朗選手ですが、練習がきつくなると逃げ出したりするようになりました。そんな息子を見かねた母親は、父親が活動拠点としていた南アフリカに1年間留学させることを決め、中学1年生の冬に南アフリカへ渡りました。南アフリカでは東ケープ州・グラハムズタウンにあるグレーム・カレッジに通っていましたが、そこで南アフリカの国技であるラグビーと出会います。学校にサッカー部が無く、学校の担任の先生からラグビーを勧められて始めましたが、すぐにのめり込んだといいます。U13カテゴリーの最優秀選手に選出された経験もあり、帰国後は東京のワセダクラブ・ラグビースクールでラグビーを続けました。

桐蔭学園高等学校時代

高校は高校ラグビーの名門・桐蔭学園高等学校に進学。全国高等学校ラグビーフットボール大会(花園)では、高校2年生の時に準優勝、高校3年生の時には東福岡高等学校と31-31の同点による両校優勝に貢献しました。高校時代は高校ラグビー日本代表に選出された経験もあります。

突然の父親の死

高校2年生の冬、南アフリカから父親の訃報が届きました。南アフリカで一緒に暮らした父親は厳しい人ではありましたが、ジャーナリストとしてアパルトヘイト問題解決に向けて取り組んでおり、そんな父親を松島幸太朗選手は誇りに思っていました。父親の死因は不明で、死後3日経ってから自宅アパートで発見されたとのこと。汚職問題を追及していたことが原因で命を奪われた可能性もあると現地のメディアは「ジャーナリスト謎の死」と報道しました。父親の訃報を聞いた松島選手は数日部屋にこもりっきりだったそうです。そんな悲しみから松島選手を救ったのはラグビーの存在だったといいます。

高校卒業後

高校卒業後は大学進学を考えていた松島幸太朗選手でしたが、桐蔭学園の監督に海外行きを勧められたことがきっかけとなり、NGOの研究員であった母親の支援を受け、単身で故郷・南アフリカに渡りました。南アフリカでは強豪シャークスのアカデミーに2年間在籍し、同国のU-20の代表候補にも選出されました。しかし「日本代表として強いチームに勝ちたい」との理由から代表入りを辞退しています。

2014年サントリーサンゴリアスに加入

帰国後はサントリーサンゴリアス(現・東京サントリーサンゴリアス)に加入し、同年5月3日に行われたフィリピン代表戦で念願の日本代表初キャップを獲得。8月23日のジャパンラグビートップリーグ1stステージ第1節、コカ・コーラレッドスパークス戦に先発出場し、公式戦初出場を飾りました。

ラグビーワールドカップ2015に出場

2015年8月に開催されたラグビーW杯2015に日本代表として出場。これから先も語り継がれるであろう「ブライトンの奇跡」とも言われたジャイアントキリング、南アフリカ戦ではフル出場し、五郎丸歩選手のトライをアシストするなど勝利に貢献しました。

ラグビーワールドカップ2019に出場

初の日本開催となったW杯でしたが、松島幸太朗選手は9月20日の開幕戦(対ロシア代表)でハットトリックを達成。W杯で日本代表選手がハットトリックを達成するのは史上初の快挙となりました。この大会ではWTBの福岡堅樹選手とトライを量産し、日本代表の決勝トーナメント進出に大きく貢献しました。

フランスのASMクレルモン・オーヴェルニュに移籍

2020年シーズン終了後、フランス国内1部リーグトップ14のASMクレルモン・オーヴェルニュへ移籍することを、所属先であるサントリーサンゴリアスが本人のコメントと共に発表。2年契約で2022年6月までの移籍でした。同年の12月に行われた欧州チャンピオンズカップ1次リーグのブリストル・ベアーズ戦でFBとして出場し、ハットトリックを達成しています。

2022年7月に東京サントリーサンゴリアス復帰

現在は東京都府中市を本拠地とする東京サントリーサンゴリアスでプレーしている松島幸太朗選手。2023年9月8日に開幕したラグビーワールドカップ2023の日本代表にも選出され、3回目のW杯に挑んでいます。9月10日に行われた初戦(対チリ代表)にもWTBとして出場し、42-12でチリ代表を破っています。

まとめ

今回は、ラグビー日本代表で現在ラグビーW杯フランス大会に出場中の松島幸太朗選手についてまとめてみました。今後、9月18日に対イングランド代表、9月29日に対サモア代表、10月8日対アルゼンチン代表と戦いますが、「バックスの選手としては日本一」とも言われている松島幸太朗選手の活躍が日本代表勝利への鍵となりそうですね。ワールドカップ2023での松島幸太朗選手の健闘を祈ります!

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