2023年3月8日から、いよいよ4年に1度のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が開催されます。今大会の日本代表 メンバーとして、1月6日に先行発表された選手の一人がオリックス・バファローズの山本由伸投手です。
2022年シーズンは15勝を挙げ、防御率1.68でチームの優勝・日本一にもエースとして大きく貢献した山本由伸投手。また、パ・リーグの投手として最優秀防御率投手、最多勝利投手、勝率第一位投手、最多奪三振投手の4部門でのタイトルを獲得し、球界のエースとして3月からのWBCでの活躍にも大きな期待が寄せられています。
今回は、そんな山本由伸投手の幼少期からの生い立ちや経歴について調べてみました。
山本由伸(やまもとよしのぶ)投手のプロフィール
- 生年月日:1998年8月17日
- 年齢:24歳
- 出身地::岡山県備前市
- 身長:178cm
- 体重:80kg
- 血液型:AB型
- 所属:オリックス・バファローズ
- ポジション:ピッチャー
- 投打:右投右打
- 背番号:18
- 推定年俸:6億5000万円
山本由伸(やまもとよしのぶ)投手の経歴
備前市立伊部小学校時代
伊部小学校1年生の時に「伊部パワフルズ」という少年野球チームに入り、野球を始めた山本投手。今は球界のエースと称されていますが、このころは肩の強さを生かすために、捕手兼投手としてプレーしていました。
備前市立備前中学校時代
備前中学3年生時に、所属していた「東岡山ボーイズ」で全国大会に出場しました。その時は二塁手兼投手として出場しています。
都城高校時代
備前中学を卒業後は、宮崎県の都城高等学校に進学しました。高校入学時は三塁手として活躍し、1年夏の選手権宮崎大会にレギュラーとして出場していました。
夏大会が終わってからは、本格的に投手に転向しました。2年生の春ころには147km/hを計測するなど、その片鱗を示していました。また、同年夏の宮崎県新人野球大会では決勝戦でノーヒットノーランを達成、同年秋の県2回戦では5回参考ではあるものの完全試合を達成しています。
しかし、3年夏の選手権宮崎大会では3回戦で敗れ、甲子園出場は叶いませんでした。ただ、その年のNPBドラフト会議でオリックス・バファローズから4巡目で指名を受けました。背番号は43で契約金4,000万円、推定年俸500万円で入団しました。
オリックス・バファローズ時代
2017年シーズン
プロ入りした山本由伸投手の公式戦初登板は2017年5月9日、ウエスタン・リーグの広島東洋カープ戦でした。そこから8月中旬までに8試合に登板し、2勝0敗、防御率0.27という高卒の新人とは思えない好成績を残して、一軍に昇格します。
一軍戦初登板は8月20日の対千葉ロッテマリーンズ戦で先発として投げ、勝敗はつかなかったが5回1失点6奪三振の成績を残しました。その後、8月31日の千葉ロッテマリーンズ戦で再度先発し、5回2失点と好投し一軍初勝利を達成しました。
2018年シーズン
2018年は、セットアッパーとして一軍に定着しました。5月1日には、球団史上2位タイの若さで一軍公式戦初セーブを挙げました。その後もセットアッパーとして活躍し、結果この年は54試合に登板し、4勝2敗1セーブ32ホールド、防御率2.89の成績を残しました。
またこの年には、オールスターゲームに監督推薦選手として出場しました。
2019年シーズン
2019年からは再度先発として活躍し、2019年8月には自身初の完封勝利を記録しました。そして、この年は防御率1.95で自身初となるタイトルの最優秀防御率投手賞を受賞しました。
2020年シーズン
2020年シーズンも山本投手の勢いはとどまらず、31イニング連続無失点を記録するなど、8勝4敗防御率2.20で最多奪三振のタイトルを受賞しました。
2021年シーズン
2021年は、初となる開幕投手を務めました。山本投手はシーズン途中から連勝記録を伸ばし、最終的に48年ぶりに球団記録を更新するシーズン15連勝を記録し、チーム優勝の立役者になりました。またこの年には沢村賞も受賞しました。
2022年シーズン
2022年も山本投手の圧倒的な投球は続き、6月18日の対埼玉西武ライオンズ戦でノーヒットノーランを達成しました。結果的にこの年は15勝5敗、防御率1.68でシーズンを終え、4つのタイトルを獲得、チームの優勝・日本一に大きく貢献しました。
最後に
ここまで見てきたように、高校時代は甲子園出場もなく全国的には有名でなかった山本由伸投手。しかし、類稀なる才能と努力で球界のエースとなりました。東京オリンピックでも活躍し、球界最高の結果を残し続けている山本投手がWBCでどんな活躍を見せてくれるのか楽しみですね!