サッカーW杯優勝はアルゼンチン!世界制覇までの道のりを振り返る

サッカーW杯優勝はアルゼンチン!世界制覇までの道のりを振り返る

現地時間2022年12月18日に、カタールワールドカップの決勝戦が行われました。前回大会王者・フランスとの激闘を制したのは、メッシ擁するアルゼンチン!36年振り、三度目の優勝を果たしました。

今回は、アルゼンチン代表のワールドカップ制覇までの道のりを振り返ります!

目次

貫禄の一位通過!グループステージの戦い

まずは、アルゼンチンのグループステージの戦いを振り返りましょう。

グループCの参加国はアルゼンチンの他に、FIFAランキング13位のメキシコ、26位のポーランド、51位のサウジアラビア。3位のアルゼンチンから見るとある程度ランクの離れたチームばかりのため、アルゼンチンのグループステージ通過は安泰と見られていました。

波乱の初戦、まさかの黒星スタート

11月22日にカタールワールドカップが開幕、アルゼンチンが最初に戦ったのはサウジアラビアでした。

格下であることが明白だったサウジアラビアを相手に、試合開始10分でPKを得るとメッシ選手が確実に決め、アルゼンチンが先制しました。しかし、追加点がVARの判定で幻と消えるなどして1対0で試合を折り返すと、後半早々の48分にシェフリ選手に同点ゴールを許すと、53分にはサレムアルドサリ選手が豪快な勝ち越しシュート!

リードを許したアルゼンチンの果敢の攻めをサウジアラビアの守備陣が凌ぎきり、アルゼンチンはまさかの黒星スタートとなりました。

後がない状況で、しっかりと強さを発揮

まさかの黒星発進でも、アルゼンチンの選手たちは冷静でした。2試合目のメキシコ戦では、後半64分のメッシ選手の先制点がそのまま決勝点となり、2対0で勝利。

グループステージ最終戦のポーランド戦でもメキシコ戦同様に前半を0対0で折り返すと、後半開始早々の46分にマック・アリスター選手が先制ゴールを決め、結果2対0で勝利となりました。

一方でアルゼンチンから大金星をあげたサウジアラビアは、メキシコ・ポーランド戦を落とし、グループステージ敗退。結果的にアルゼンチンは、グループステージを一位通過することとなりました!

ラウンド16:オーストラリアに逃げ切り勝利

決勝トーナメント初戦は、グループステージ2位通過のオーストラリア。開始35分でメッシ選手がシュートを決め、リードして前半を折り返すことに成功すると、後半57分にアルバレス選手の2試合連続ゴールで2点リードに。

その後、77分にオーストラリアのグッドウィン選手のシュートからオウンゴールを誘発され2対1となったものの、最後までリードを守り切り勝利!初戦を堅実に勝利しました。

準々決勝:勝利目前でオランダがまさかの同点ゴール

準々決勝の相手はオランダ。ワールドカップ準優勝3回、FIFAランク8位の強敵です。

前半戦35分のモリーナ選手のシュートで先制した、アルゼンチン。その後、長らく試合が動かない中、後半73分でアルゼンチンがPKを獲得。メッシ選手が決めて2対0となりました。この時は誰もがアルゼンチンの勝利を疑わなかったことでしょう。

しかし、オランダはベグホルスト選手が83分にシュートを決め、更に後半アディショナルタイム11分経過というところで、もう一本シュートを決めたのです。試合終了間際のフリーキックで、意表を突いた緩いパスからの同点ゴール。決められたアルゼンチン代表の心境は凄まじい物があったでしょう。

決着の行方はPK戦に

延長戦では両チーム得点を決められず、勝負はPK戦に突入しました。ファーストキッカーのメッシ選手から三人連続でゴールを決めた後攻・アルゼンチン。オランダは一人目、二人目がミスしてしまい、劣勢を強いられます。最終的にアルゼンチンの最終キッカー・マルティネス選手が蹴る時点で3対3となりましたが、マルティネス選手が冷静に決め、4対3でアルゼンチンの勝利となりました。

準決勝:前回大会準優勝のクロアチアに快勝

準決勝で対戦したクロアチアは、前回大会の準優勝国。今大会でも決勝トーナメントで日本、ブラジル相手にPK戦で勝利した、粘り強さが武器のチームです。特に世界最強の呼び声高いブラジルをPK戦で圧倒した衝撃は強く、この頃には「アルゼンチンが勝つだろう」と楽観的に考える人は少なかったかもしれません。

しかし、この試合でアルゼンチンは最も安定した戦いっぷりを見せました。前半34分にPKからメッシ選手がシュートを決めて先制点を挙げると、39分にはアルバレス選手が追加点を挙げ2対0。後半にも69分にアルバレス選手が一試合2得点となる3点目のシュートを決め、また守備面でもクロアチアに一点も許さず、3対0でアルゼンチンの快勝に終わりました。

決勝:前回王者フランスと歴史に残る死闘

決勝戦で相まみえたのは、前回王者のフランス。若き天才ストライカー・エムバペ選手を擁する、決勝戦に相応しい相手でした。

決勝戦でも試合を優位に進めたアルゼンチン。前半23分にPKを獲得すると、メッシ選手がこれを決めて先制。さらに36分にマリア選手が追加点を挙げ、2対0としました。後半80分になるまで、フランスはアルゼンチンのゴール枠内にシュート一本打てないというアルゼンチンの完璧な試合運びで試合は進みました。残り10分で2点差は、絶望的な差に思えたかもしれません。

エムバペの衝撃!一瞬の同点劇

しかし、79分にフランスにPKを献上してしまったアルゼンチン。80分、エムバペ選手がこれを決めて一点差となると、その一分後には途中出場のコマン選手がメッシ選手からボールを奪取し、そこからの速攻でエムバペ選手のダイレクトボレーがさく裂!あっという間に同点となってしまったのです!!!

試合はこのまま延長戦に突入し、延長戦も後半。109分でメッシ選手が待望の追加点をあげたものの、試合終了直前にまたしてもフランスにPKを献上。118分にエムバペ選手がPKを決め、1996年以来二人目のワールドカップ決勝戦でのハットトリック達成となりました。

頂点を決めるPK戦

ワールドカップ決勝戦の決着も、PK戦に委ねられました。それぞれメッシ選手、エムバペ選手がファーストキッカーを務め、シュートを決める幕開けとなったPK戦。

しかし、先行のフランスは2番手、3番手が決められず、アルゼンチンはノーミスで優位に進めます。3対2となったところで、決めれば勝ちのキックを任されたのはモンティエル選手。これを見事に決めて見せ、アルゼンチンは36年振り3回目の優勝を果たしました!

最後に

今回は、36年振りのワールドカップ優勝を果たしたアルゼンチンの世界制覇への軌跡を振り返りました。

アルゼンチンは3度目の優勝、とはいえ36年も間が開けば全ての選手が入れ替わっていますよね。メッシ選手も本大会で念願の初優勝となりました。ワールドカップで二度目のMVPは史上初めての偉業です。アルゼンチン代表の皆様、本当におめでとうございます!

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