世界最高の野球選手の一人として認識されている、大谷翔平選手。大谷選手の功績は言うまでもなく、昨年アメリカンリーグのMVPにも輝き、2年連続でMLB オールスターにも参加しました。そんな大谷選手の活躍により、MLBでも、NPBでも二刀流の選手が増えてきつつあります。
そんな大谷選手ですが、今シーズン終了後の移籍の噂が出ています。そこで今回は、大谷翔平選手の2022年の成績および今後の去就の噂についてまとめていきます。
大谷翔平選手の成績
今シーズンもオールスターに選出され、8月10日のアスレチックス戦で104年前にベーブ・ルース選手が達成して以来の10勝2桁本塁打を記録。さらに、メジャー通算118本塁打を放ち、イチロー選手の本塁打記録を抜く快挙を果たしています。
また、昨年は1シーズンで100奪三振、40本塁打を達成していますが、この成績は長いメジャーリーグの歴史の中で大谷翔平選手のみです。ここからは、大谷翔平選手の2022年8月10日時点での成績を見ていきます。
2022年大谷翔平選手の投手成績
投球回数が全体の33位と比較的少ないながら奪三振数は4位の157、勝利数も10勝と素晴らしい成績を残していますよね。年々投球回数も増加傾向に見られるので、来シーズン以降はさらにずば抜けた成績を残してくれることも期待がかかります。
勝利部門
6位 10勝(1位:バーランダー選手(アストロズ)15勝)
防御率部門
6位 2.68(1位:バーランダー選手(アストロズ)1.73)
奪三振部門
4位 157奪三振(1位:コール選手(ヤンキース)178奪三振)
投球回数部門
33位 19登板・111.0回(1位:コール選手(ヤンキース)23登板・138回.1/3)
WHIP部門
8位 1.05(1位:マクラナハン選手(レイズ)0.83)
※WHIPとは投球回あたり与四球・被安打数合計を表す指標です。一般に先発投手であれば1.00未満なら球界を代表するエースとされ、1.20未満ならエース級、逆に1.40を上回ると問題であると言われています。
2022年大谷翔平選手の野手成績
打率こそ全体の39位とやや低調気味ではあるものの、本塁打5位、打点7位、OPS9位というのは、低迷するチームにあって非常に素晴らしい結果と言えるでしょう。
今シーズンについてはヤンキースのジャッジ選手が異次元の活躍を見せており、ここからの逆転はかなり厳しいように感じられます。OPSが1.0を超えてくるのは、怪物クラスと言っても過言では無いでしょう。
打率部門
39位 .256(1位:アラエス選手(ツインズ).329)
本塁打部門
5位 25本(1位:ジャッジ選手(ヤンキース)44本)
打点部門
7位 66打点(1位:ジャッジ選手(ヤンキース)98打点)
OPS部門
9位 .849(1位:ジャッジ選手(ヤンキース)1.068)
※OPSとは出塁率+長打率の指標で、超一流の選手が.8334以上、その中でもトップの選手が.900以上と言われています。
盗塁部門
17位 11盗塁(1位:マテオ選手(オリオールズ) 26盗塁)
大谷翔平選手はトレードされるのか!?
今夏のトレード市場で、最注目とされていたのが大谷翔平選手です。大谷選手は「9月のヒリヒリした緊張感の中で試合をしたい」と話すなど、かねてより勝てるチームでのプレーを望んでいるような傾向が見られます。
今シーズンのエンゼルスは、序盤こそ順調な滑り出しでしたが、トラウト選手らの離脱により徐々に失速。8月10日時点で、48勝63敗、1位のアストロズと23ゲーム差の4位となっています。
メジャーでは、これだけゲーム差が開いてくると来シーズン以降に向けてチームの中心選手を優勝争いをするチームへ放出し、代わりに若手の有望株を獲得する傾向が強く、大谷選手も若手選手を獲得するための要因になるのではないかと噂されていました。
実際、ドジャースなどからオファーはあったそうですが、トレード成立とはならず、大谷翔平選手について海外の反応も同情的な論調が多く見られました。
次のストーブリーグの話題の中心になることはまず間違い無いでしょうから、エンゼルスに残るにしろ、移籍するにしろ、悔いの残らない最善の選択をしてもらいたいですよね。
まとめ
以上、大谷選手の今シーズンの成績と去就についてまとめてきました。投打にわたりチームを牽引する存在の大谷翔平選手。チームの優勝が厳しい中で、個人成績に大きな期待がかかります!
移籍の噂については、シーズン真っ只中ということもあり、まだ全く無い状態ですが、おそらく間違いなく話題は出てくるでしょう。移籍するにしても、有利な条件を獲得するために今シーズンタイトル争いに参戦するほどの結果を残してもらいたいですね。