【WBC 2023】侍ジャパン・宮城大弥の幼少期からのプロフィールや経歴

【WBC 2023】侍ジャパン・宮城大弥の幼少期からのプロフィールや経歴

3月8日に開幕するWBC 2023の日本代表に選出され、貴重な左腕として活躍が期待されるのがオリックス・バファローズ宮城大弥選手です。オリックスをパ・リーグ連覇に導いた宮城選手には第2先発や中継ぎなど、様々な場面での登板が予想されています。ただ、宮城選手自身はそこまで目立つような選手ではなく、実績の割に認知度が低いような気もしています。

そこで今回は宮城大弥って名前は聞いたことあるけど、どんな選手なのかわからない、という方向けに幼少期からプロ入り後の活躍まで徹底調査、まとめていきます。

目次

宮城大弥(みやぎ ひろや)プロフィールや学生時代

  • 生年月日:2001年8月25日
  • 年齢:21歳
  • 出身地:沖縄県宜野湾市
  • 身長:171cm
  • 体重:78kg
  • 投球・打席:左投左打
  • ポジション:投手
  • プロ入り:2019年(ドラフト1位)
  • 所属:興南高校、オリックス・バファローズ

幼少期(小学校まで)

保育園に通園していた4歳の時に少年野球チームに入ったことから宮城選手の野球人生が始まりました。

幼少期、父親が交通事故に遭い、左腕が不自由になった影響で定職に就くことが出来なかったため、食費もままならない貧しい暮らしを送っていました。そのため少年時代はユニフォームがつぎはぎだらけで、それをチームメイトにからかわれたり、陰口を叩かれたりすることもあったそうです。

こうした経験から、経済的な理由でスポーツを断念しなければならない沖縄県内の小・中学生、高校生のアスリートを支援する「一般社団法人 宮城大弥基金」を2022年に設立し、援助を始めました。

中学時代

宜野湾市立嘉数中学校在学中にポニーリーグのアジア太平洋地域選手権大会で準優勝を果たし、U15日本代表メンバーに選出されるなど頭角をあらわすと、西武ライオンズに所属する上間永遠選手とともに硬式野球沖縄選抜の左右の両エースとして活躍していました。

在籍していた宜野湾ポニーズの知名朝雄総監督は「指導歴32年の中で1番センスが良い。特に四球は見たことありません」と絶賛していました。

高校進学前には、多くの強豪校から誘いがあったそうですが、「地元の高校から甲子園に出場してほしい」という父親の希望もあり、地元の興南高校に進学しました。

高校時代

興南高校に進学するとすぐにベンチ入りし、1年夏、2年夏に甲子園出場を果たしました。3年夏は沖縄大会決勝で沖縄尚学相手に敗退するも、全6試合に登板、投球回数は46回に対し61奪三振を記録しました。

甲子園での成績は1年夏、楽天の黒川史陽選手、広島の林晃汰選手らを擁する智弁和歌山高校に対し、4回・被安打8・2奪三振・3失点というピッチングを見せました。2年夏は初戦の土浦日大高校に2回・被安打1・4奪三振・1失点、2回戦の木更津総合高校に対し3回⅔・被安打5、1奪三振・1失点の投球を見せました。

2019年8月20日には侍U18代表メンバーに選出され、3試合に登板し、防御率1.04、野手としても8打数3安打の成績を残しています。

2019年10月17日に行われたドラフト会議で、オリックス・バファローズから1位指名を受け、契約金8,000万円、年俸770万、背番号13で契約を結びました。ちなみに、契約金のうち約2,000万円を出身小中学校や野球チーム、沖縄県の自治体などへ寄付したという地元への恩返しの気持ちも非常に強い選手です。

プロ入り後の経歴

2020年(プロ1年目)

プロ1年目の2020年は6月25日の阪神タイガースとの二軍戦で公式戦デビューし、ウエスタン・リーグで最速153kmのスピードボールを武器に、11試合に登板、5勝2敗・防御率2.90と結果を残しました。

10月4日の楽天戦で一軍デビューを果たし、3度目の登板となった11月6日の日本ハム戦で5回7安打3失点でプロ初勝利を挙げました。

ルーキーイヤーの2020年は二軍で13試合に登板し、59回2/3を投げ、6勝2敗・防御率2.72の好成績でウエスタン・リーグ最多勝を獲得しました。さらに「優秀選手賞」「殊勲賞」「ビッグホープ賞」「期待賞」と、さまざまな賞を受賞しました。一軍では3試合に先発し、1勝1敗・防御率3.94という結果を残し、オフに100万円増の推定年俸870万円で契約を更改しました。

2021年(プロ2年目)

プロ2年目の2021年は初の開幕ローテーション入りを果たし、急性胃腸炎により4月23日に登録を抹消され流トラブルに見舞われますが、開幕から5連勝をあげるなど、オールスターゲームのファン投票にてパ・リーグの先発部門1位に選出されました。10代かつファン投票での球宴出場はオリックスでは67年ぶりの快挙でした。

後半戦開幕投手を務め、12球団最速となる10勝を挙げます。10代での12球団最速2桁勝利は1987年の桑田真澄さん以来、34年ぶりの快挙でした。

10月21日の西武戦で勝利投手となり、球団史上初となる「開幕から西武戦6戦6勝」を記録すると共に、規定投球回に到達しました。シーズン最終成績は23試合に先発し、13勝4敗・防御率2.51と好成績を残し、チームの25年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献しました。ヤクルトとの日本シリーズ第2戦に先発し、打線の援護が無く敗戦投手となりましたが、8回途中1失点と力投しました。

非常に素晴らしい結果を残した宮城選手は球団では2008年の小松聖さん以来13年ぶり10人目、高卒2年目の投手としては1995年の平井正史さん以来25年ぶり5人目、高卒2年目のパ・リーグ先発投手としては史上初となるパ・リーグ新人王を獲得しました。

シーズンオフの契約更改で高卒3年目以内の選手としては歴代2位の昇給率となる475%増(4130万円増)の年俸5000万円で契約を更改し、飛躍の年を締め括りました。

2022年(プロ3年目)

2022年1月21日に新型コロナウイルス陽性判定を受け、春季キャンプに出遅れましたが、2年連続で開幕ローテーション入りを果たします。2022年もシーズンを通して先発ローテーションを守り、24試合に先発して11勝8敗・防御率3.16を記録し、チームのリーグ連覇に大きく貢献しました。ポストシーズンでは、福岡ソフトバンクホークスとのCSファイナルステージ、ヤクルトとの日本シリーズでそれぞれ1勝を記録し、チーム26年ぶりの日本一にも貢献しました。

契約更改では、日本一に大きく貢献したことも評価され、3000万円増となる年俸8000万円で契約を更改しました。

2023年1月27日にWBC 2023の日本代表に選出され、大会での活躍が期待されています。

まとめ

今回はオリックス・バファローズの若き左腕エース宮城大弥選手についてまとめてきました。中学から数々の大舞台を経験し、プロ入り後も素晴らしい結果を残し、高卒3年目ながらチームになくてはならない存在となっています。

WBCでもチームと同様の活躍が期待されます。同級生の佐々木朗希選手との共闘も非常に楽しみです!

WBC 2023は3月8日に開幕しますので、日本一丸となって応援しましょう!

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