【WBC 2023】侍ジャパン・ヌートバーの幼少期からのプロフィールや経歴

【WBC 2023】侍ジャパン・ヌートバーの幼少期からのプロフィールや経歴

2023年1月26日に3月に開催されるWBCの日本代表選手が発表されました。その中で一際話題となった選手がいます。それがMLBのセントルイス・カージナルスに所属する日系2世のラーズ・ヌートバー選手です。野球日本代表(侍ジャパン)史上初の外国籍の選手ですが、どのような人物なのか気になりますよね。

そこで今回はラーズ・ヌートバー選手についてまとめていきます。

目次

ラーズ・ヌートバーのプロフィールや学生時代

  • 本名:ラーズ・テイラー=タツジ・ヌートバー(Lars Taylor-Tatsuji Nootbaar)
  • 生年月日:1997年9月8日
  • 年齢:25歳
  • 出身地:アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス郡エルセグンド
  • 身長:190.5cm
  • 体重:95.3kg
  • 投球・打席:右投左打
  • ポジション:外野手
  • プロ入り:2018年(ドラフト8巡目、全体243位)
  • 経歴:エルセグンド高等学校、カリフォルニア大学、セントルイス・カージナルス

幼少期

少年時代からイチローに憧れており、マリナーズ、ヤンキース、マーリンズでのプレーを毎日のようにテレビで見ていたようです。そして2006年、9歳の時にヌートバー選手にとって大きな転機となる出来事がありました。日米野球のために斎藤佑樹さんや田中将大投手ら日本代表がアメリカで生活をする際、ホームステイ先としてヌートバー選手の自宅が選ばれ、一部の選手がヌートバー選手と一緒に生活をしました。日本代表選手と一緒に生活、練習にも参加する中でいつかは日本代表として戦いたいという想いが芽生えたと話をしていました。

高校時代

高校時代は野球とアメフトをしていたそうです。受賞歴としては野球では3度リーグMVPに、アメフトではクオーターバックとして2度リーグMVPに選出されるほどの活躍を見せていました。守備とコンタクトヒッターとしてMLBのスカウトからの評価も低くはなかった中で8巡目の指名になったのは、本塁打が少なかったからだそうです。

プロ入り後の経歴

2018年(プロ入り1年目)

MLBドラフト8巡目、全体243位でセントルイス・カージナルスから指名され、プロ入りしました。2018年は傘下のA-級ステート・カレッジ・スパイクスでプロデビューを果たし、最終的には56試合に出場して打率. 227、2本塁打、26打点、2盗塁を記録しました。

2019年(プロ入り2年目)

2019年はA級ピオリア・チーフス、A+級パームビーチ・カージナルス、AA級スプリングフィールド・カージナルスでプレーしました。3球団合計で101試合に出場して打率.264、7本塁打、38打点、4盗塁を記録しました。

2020年(プロ入り3年目)

2020年は新型コロナウイルスの影響でマイナーリーグの試合が全てキャンセルされたため、公式戦の出場は0でした。

試合がない中でヌートバー選手は4ヶ月間・週6日、朝4時に起床して航空宇宙企業で時給20ドル(約2800円)の肉体労働をしていました。その時の経験を「自分を謙虚にさせ、どれほど野球を愛しているか気付かされた」と語っています。ヌートバー選手の中での人生の天気の一つとなる年になったようです。

2021年(プロ入り4年目、メジャー1年目)

2021年5月のマイナーリーグ開幕からAAA級メンフィス・レッドバーズでプレーしました。そして6月22日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りをはたします。その日のデトロイト・タイガース戦でメジャーデビューを果たします。「9番・左翼手」で先発出場して3打数無安打だったが、犠飛でメジャー初打点を記録しました。この年メジャーでは58試合に出場して打率.239、5本塁打、15打点、2盗塁を記録しました。

2022年(プロ入り5年目、メジャー2年目)

プロ入り5年目となった今年、2022は主にライトでの起用が続き、メジャーで108試合に出場して打率.228、14本塁打、40打点を記録しました。

12月23日に、第5回WBC日本代表の最終候補にリストアップされていることが報じられ、1月11日には第5回WBC日本代表の栗山英樹監督からメンバー入りが確定したとの発言があり、1月26日、初の日系人選手として正式に日本代表に選出されました。

ヌートバーの両親は父親がアメリカ人、母親が日本人

日系2世のヌートバー選手はオランダ系アメリカ人の父・チャーリー (Charlie) さん、埼玉県東松山市出身の日本人・母の榎田久美子さんの間にアメリカで生まれました。3人兄弟(姉、兄)の末っ子で、姉と兄は母の郷里である埼玉県で生まれたそうです。日本名は「達治」で、祖父の名前にちなんでいるそうです。

父のチャーリーさんはカリフォルニアの大学に在学中、副専攻として日本語を勉強していたことで出会いました。日本語の勉強を続けるために日本へ向かうところで、久美子さんに受け入れてもらい、それ以来、2人はずっと一緒だそうです。

ヌートバー選手のミドルネームが「テイラー・タツジ」で「タツジ」の部分は久美子さんを称えたものだとし、「僕の民族性の大半はお母さん側に由来する」という本人談もあります。

母親は日本人ですが、日本語をほとんどしゃべることができません。食事に関しては幼少期から「納豆ご飯」や「梅干し」が食卓に並び、ワサビなども好んで食べていることから、かねてから日本食には馴染みがあるそうです。また、アメリカでは珍しく自宅玄関で靴を脱ぐ日本人的な生活もしています。

まとめ

今回は3月に開幕するWBC 2023の日本代表に選出されたラーズ・ヌートバー選手についてまとめてきました。日系の選手として初めて日本代表に選出され、注目を集めています。

斎藤佑樹さんや田中将大投手ら高校日本代表やイチロー選手に大きな影響を受けており、日本でのプレー経験はありませんが、日本代表にもすんなり馴染むことができそうです。

カージナルスでは1番打者として活躍しており、日本の強力打線の切り込み隊長として活躍が期待されます。WBCの大会だけでなく、来シーズン以降のヌートバー選手の活躍に期待しましょう!

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