【男子柔道】高藤直寿の幼少期からのプロフィールや経歴   

【男子柔道】高藤直寿の幼少期からのプロフィールや経歴   

ドーハにて2023年5月7日より開幕となる柔道の世界選手権。世界選手権で過去4回優勝した経歴を持ち、今回5度目の金メダルを狙うのが、男子柔道60kg級の高藤直寿選手です。

今回は、その高藤直寿選手のジュニア時代からの経歴、プロフィールについてまとめています!

目次

高藤直寿(たかとう なおひさ)選手のプロフィール

  • 生年月日:1993年5月30日
  • 年齢:29歳
  • 出身地:埼玉県
  • 身長:160cm
  • 階級:60kg級
  • 血液型:AB型
  • 出身校:東海大学
  • 所属:パーク24

高藤直寿選手の経歴

高藤直寿選手は埼玉県出身ですが、4歳から栃木県下野市で育ちました。柔道を始めたのは小学1年生の時。柔道4段の父親・憲裕さんに連れられ、地元中学校の関東大会を観戦したのがきっかけです。

小学校時代

3年生からは66kg級世界王者の海老沼匡選手も所属していた野木町柔道クラブに通います。

5年生の時には、その年から新設された全国小学生学年別柔道大会40kg級の初代チャンピオンに輝きました。翌年は同大会の45kg級に出場し優勝。2連覇を達成しました。

東海大学付属相模中等部時代

中学校は柔道の強豪校である東海大学付属相模中等部を自ら選んで進学。3年生の時には、石川県で行われた全国中学校柔道大会で優勝を果たしました。

東海大学付属相模高等学校時代

高校はそのまま東海大学付属相模高等学校へ進学。東海大相模高校出身の柔道家には、ロサンゼルス五輪男子無差別級金メダルの山下泰裕さんや、シドニー五輪男子100kg級金メダルの井上康生さんなどがいます。

1年生の時には、16歳以下の世界一決定戦である世界カデ柔道選手権大会で優勝。2年生の時にはインターハイで優勝、全日本ジュニア柔道体重別選手権大会では2位の成績を収めました。

3年生の時には、インターハイで2連覇を達成すると、全日本ジュニアでも優勝。そして世界ジュニア柔道選手権大会では優勝を果たしました。その直後に出場した講道館杯全日本柔道体重別選手権大会では、決勝で逆転の一本負けを喫し2位に終わりました。

東海大学時代

1年生の5月に出場したグランドスラム・モスクワでは、3回戦で世界王者を破ると、決勝ではダワードルジ・トゥムルフレグ選手(モンゴル)から技ありを取るなどし、IJFワールド柔道ツアー初優勝を飾りました。

2年生の8月の世界柔道選手権大会では、決勝でダシダワー・アマルトゥブシン選手(モンゴル)を指導2で破り、20歳という若さで世界チャンピオンに輝きました。

この優勝により、日本人男子では史上2人目となる、小・中・高全てにおいて全国大会制覇をしての世界チャンピオンとなりました。また、世界カデ、世界ジュニアの年代別カテゴリで全て優勝し、シニアの世界選手権でも優勝した最初の選手になりました。

3年生の6月に出場したグランプリ・ブダペストの優勝で、国際大会では8大会連続優勝となりました。

大学3年生で結婚!

そんな好調だった高藤直寿選手ですが、6月30日には女子57kg級の柔道選手だった牧志津香さんと学生結婚をします。二人の出会いは、牧さんが高藤直寿選手のツイッターをフォローしたことがきっかけ。その後高藤直寿選手の猛アプローチが続き、交際することになりました。そして、子供を授かったことを機に結婚を決めました。2014年10月15日に第一子となる長男が誕生しています。

大学卒業後

2016年8月 リオデジャネイロオリンピックで銅メダル

自身初のオリンピック出場となったリオ五輪。順調に準々決勝まで駒を進めます。準々決勝の相手はアミラン・パピナシビリ選手(ジョージア)でしたが、指導1とリードしながら逆転の一本負けとなり、金メダル獲得の夢は果たせませんでした。

その後の敗者復活戦で勝利を収めると、3位決定戦でもオルハン・サファロフ選手(アゼルバイジャン)を指導2で破り、銅メダル獲得となりました。

2017年8月 世界選手権ブダペスト大会で優勝         

4月からは本格的にウェイトトレーニングも始めた高藤直寿選手は、6月にはボクシングのWBOスーパーフライ級の世界王者・井上尚弥選手と合同練習も行いました。

そして迎えた世界選手権。決勝ではサファロフ選手から技ありを取った後に大内刈で一本勝ちを収め、2013年以来2度目の世界選手権優勝を果たしました。

2018年9月 バクー世界選手権大会で優勝

準々決勝までは全て一本勝ちで勝ち進むと、準決勝では永山竜樹選手を延長戦の末、小内刈の技ありで破ります。決勝も同様にロベルト・ムシビドバゼ選手(ロシア)を小内刈の技あり下し、2年連続3度目の世界王者に輝きました。

2021年7月 東京オリンピックで金メダル

日本武道館で行われた東京五輪の柔道競技。準々決勝では元世界選手権王者のルフミ・チフヴィミアニ選手(ジョージア)に反則勝ち、準決勝ではエルドス・スメトフ選手(カザフスタン)を11分以上の戦いの末に技ありで勝利を掴みました。

決勝では楊勇緯選手(台湾)から反則勝ちを奪い、この階級では2004年アテネ五輪の野村忠宏さん以来となる金メダルを手にしました。そして同年、紫綬褒章を受章しています。

2022年10月 世界選手権タシケント大会で優勝

同大会の準決勝では、東京五輪の決勝でも対戦した楊選手を技ありで下すと、決勝ではエンフタイワン・アリウンボルド選手(モンゴル)を小内刈で破り、2018年以来となる4度目の世界選手権優勝を飾りました。

高藤直寿選手は2023年5月7日から始まる2023年ドーハ世界選手権大会に出場します。そして、日本男子単独最多となる5度目の優勝を狙います。

高藤直寿選手のここ5年での主な戦績   

開催年大会名結果
2018年ヨーロッパオープン・プラハ(66kg級)優勝
グランプリ・ザグレブ優勝
世界柔道選手権優勝
2019年グランドスラム・パリ優勝
グランプリ・モントリオール優勝
世界柔道選手権5位
グランドスラム・大阪優勝
2020年グランドスラム・デュッセルドルフ優勝
2021年アジア・オセアニア選手権優勝
東京オリンピック優勝
2022年全日本選抜柔道体重別2位
世界柔道選手権優勝

まとめ

今回は、5月7日開幕の2023年ドーハ世界選手権大会で、男子60kg級に出場する高藤直寿選手のプロフィールや経歴についてまとめてみました。

ジュニアの頃から数多くの大会で優勝してきた高藤直寿選手。優勝経験が豊富なため、今回載せきれなかった「優勝」もたくさんあります。

来年はパリ五輪も控えており、今年はオリンピック2連覇に向けて重要な1年となりそうですね。

高藤直寿選手の今シーズンの健闘を祈っています!

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