いよいよ来月、7月14日から世界水泳選手権が福岡市で開催されます。国内では2021年の東京五輪以来となる、大規模な国際スポーツ大会となるため大きな注目を集めています。
女子競泳選手で2012年のロンドン五輪で3個のメダルを獲得した、平泳ぎの鈴木聡美選手も、今回の世界水泳の日本代表に内定しています。
そこで今回は、32歳という年齢で競泳界の第一線で活躍し続けている鈴木聡美選手のプロフィールや経歴についてまとめました!
鈴木聡美(すずき さとみ)選手のプロフィール
- 生年月日:1991年1月29日
- 年齢:32歳
- 出身地:福岡県遠賀郡
- 身長:168cm
- 血液型:O型
- 出身校:山梨学院大学経営情報学部
- 所属:ミキハウス
- 競技種目:平泳ぎ
鈴木聡美選手の経歴
幼い頃は2歳上の姉の後をくっついて回っていた鈴木聡美選手。その大好きな姉は喘息を患っており、喘息改善のために水泳を始めました。姉が泳ぐ姿をいつも窓越しに見ていた鈴木聡美選手は、「私もやりたい!」と懇願し、4歳から水泳を始めます。
そして、姉が選手コースに進むことになり、鈴木聡美選手も同じ道に進んだそうです。
小学校時代
小学6年生の時に全国JOCジュニアオリンピックカップに出場。この時が初の全国大会初出場となりました。50m平泳ぎで予選落ちしてしまいましたが、当時は東京に行けただけで満足だったそうです。
遠賀町立遠賀中学校時代
中学入学後は全国中学校水泳競技大会にも出場するようになります。中学3年生で出場した全中では、200m平泳ぎで3位、100m平泳ぎ6位入賞を果たしました。
鈴木聡美選手が水泳を競技として意識するようになったのは中学校時代。この頃から、自分より好タイムを出す子を羨ましく思ったり、勝つことよりも記録を重視するようになり、自分が1位になっても自己記録より遅いと喜べなかったそうです。
九州産業大学付属九州高等学校時代
高校は福岡にあり、九州一のマンモス校でも知られる九州産業大学付属九州高等学校に進学。鈴木聡美選手は同校の水泳部にも所属していましたが、練習は4歳からずっと通っているオールウェイズスイミングクラブで行っていました。
練習、試合、合宿などで高校時代は忙しい毎日を送りましたが、学業と水泳の両立は自分自身にとってプラスになっていたと鈴木聡美選手は語ります。
高校時代は無名で、全国レベルでの目立った成績はないものの、充実した高校生活を送れたそうです。
山梨学院大学
大学は厳しい指導でも知られる山梨学院大学に進学。2023年4月に行われた第99回日本選手権水泳競技大会には、同校の水泳部から6名、卒業生からは鈴木聡美選手を含む5名が出場している水泳強豪校です。
大学1年生で日本新記録樹立
練習環境が変わり、練習量も内容も高校時代とは大きく異なりました。大学入学後は平泳ぎ以外の泳ぎにもチャレンジし基礎体力をつけたり、ウェイトトレーニングを取り入れたことで筋肉量も増えました。
すると急速に力をつけ、1年生の時に出場した日本学生選手権水泳競技大会の100m平泳ぎでは、日本記録を更新して優勝を飾りました。
大学2年生で日本選手権水泳競技大会3冠達成
2010年の日本選手権では平泳ぎ50m、100m、200mで3冠を達成し、同年のパンパシフィック水泳選手権で自身初の日本代表に選出されました。
また、アジア競技大会(広州)では50m平泳ぎで銅、100m平泳ぎで銀、400mメドレーリレーで銅の3つのメダルを獲得しました。
大学3年生で世界水泳選手権に出場
初出場となった2011年の世界選手権では、平泳ぎ3種目に出場したものの、50mは棄権、100mは9位、200mでは18位という結果で終わりました。
大学4年生でロンドンオリンピック初出場
2012年の日本選手権で平泳ぎ100mと200mで優勝し、ロンドン五輪代表に選ばれました。
オリンピック初出場となったロンドン五輪では、100m平泳ぎで銅メダルを獲得。続く200m平泳ぎでは、日本タイ記録を叩き出し、見事銀メダル獲得となりました。
日本競泳女子史上初となる、オリンピック個人種目での複数メダル獲得果たし、また、400mメドレーリレーでは同種目の日本新記録を更新し、日本の銅メダル獲得に大きく貢献しました。ロンドン五輪では合計3つのメダルを獲得しています。
大学卒業後
大学卒業後はスポーツ支援制度があり多くのアスリートが所属するミキハウスに入社。山梨学院大学を練習拠点にしながら、ミキハウスの東京支社に出社します。同社には、鈴木聡美選手の他に、6名の競泳選手が所属しています。
2016年にリオデジャネイロオリンピック出場
2016年4月の日本選手権で100m平泳ぎで五輪派遣標準記録を突破し、自身2度目となるオリンピックへの切符を掴みました。
そのリオ五輪では100m平泳ぎに出場するも、準決勝敗退。2大会連続メダル獲得にはなりませんでした。
2023年世界水泳選手権福岡大会に出場予定
2023年4月に行われた日本選手権では50m平泳ぎで優勝。自己ベストを更新するも、世界水泳派遣参考記録には届きませんでした。しかし、世界選手権の日本代表入りを果たし、6大会ぶりの世界選手権に挑みます。
今回の世界選手権は地元・福岡での開催ということもあり、鈴木聡美選手の活躍が期待されています。
まとめ
今回は、来月開催の世界水泳福岡に平泳ぎで出場予定の女子競泳選手・鈴木聡美選手の経歴やプロフィールをまとめてみました。
これまでに世界水泳ではメダル獲得経験がない鈴木聡美選手。地元・福岡での晴れ舞台で、ぜひ表彰台に上がってほしいですね。鈴木聡美選手の健闘を願っています!