2023年3月8日から、いよいよ4年に1度のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が開催されます。今大会の日本代表 メンバーとして、1月6日に先行発表された選手の一人が読売ジャイアンツの戸郷翔征投手です。
高卒2年目の20歳の時からチームの先発ローテーションの一角を担い、2022年シーズンはチームトップの12勝を挙げた戸郷投手。力強いストレートと鋭く落ちるフォークボールを武器に多くの三振を奪ってきた戸郷投手が3月からのWBCでどんな活躍を見せてくれるのか、大きな期待が寄せられています。
今回は、そんな戸郷翔征投手の幼少期からの生い立ちや経歴について調べてみました。
戸郷翔征(とごうしょうせい)投手のプロフィール
- 生年月日:2000年4月4日
- 年齢:22歳
- 出身地:宮崎県都城市
- 身長:187cm
- 体重:80kg
- 血液型:AB型
- 所属:読売ジャイアンツ
- ポジション:ピッチャー
- 投打:右投右打
- 背番号:20
- 推定年俸:9,000万円
戸郷翔征(とごうしょうせい)投手の経歴
都城市立妻ヶ丘中学校時代
小学校1年生の時に野球を始めた、戸郷投手。都城市立妻ヶ丘中学校時代は、軟式野球部に所属して活動していました。中学校では、1年生はキャッチャーを務め、2年生からはピッチャーとしてプレーしていました。
聖心ウルスラ学園高等学校時代
中学を卒業後は、聖心ウルスラ学園高等学校に進学しました。戸郷投手は、1年生の秋からベンチ入りを果たすと、2年生でエースピッチャーを任されるようになります。
2年生時の夏には県予選を突破し、第99回全国高等学校野球選手大会へ出場。初戦の早稲田佐賀高校との試合では完投勝利を挙げましたが、2回戦で福島県代表の聖光学院高校に惜敗しました。
3年夏の宮崎県大会では、惜しくも準々決勝で日章学園高校に敗れてしまい、2年連続となる甲子園出場は叶いませんでした。しかし、8月に宮崎県選抜としてU-18野球日本代表との試合に登板し、6回途中9奪三振を記録してNPB球団からの評価を高めました。
その年のドラフト会議で読売ジャイアンツから6巡目で指名を受けました。背番号は68で契約金3,000万円、推定年俸500万円で入団しました。
読売ジャイアンツ時代
2019年シーズン
高卒1年目となる2019年は、二軍で11試合に登板し、4勝1敗、防御率3.00という好成績を残しました。
その後シーズン終盤に一軍に昇格し、リーグ優勝がかかった横浜DeNAベイスターズ戦で中継ぎとして一軍初登板。5回からマウンドに上がり、4回無失点の好投でプロ初勝利を果たし、チームをリーグ優勝に導きました。クライマックスシリーズファイナルシリーズでも第3戦で先発登板も果たしました。高卒新人のクライマックスシリーズ登板は、球団初のことでした。
その後の日本シリーズでも登板を果たしましたが、1回もたずに4失点を喫するなど苦しい登板になりました。この年のオフには背番号を13へ変更しました。
2020年シーズン
高卒2年目となる2020年は、開幕ローテーション入りして、開幕3連勝を挙げました。高卒2年目での開幕ローテーション入りは、読売ジャイアンツとしては33年ぶりの出来事でした。
その後、8月末までの登板では7勝2敗と新人王を狙える活躍を見せていました。しかし、9月以降は疲労もあり10試合で2勝4敗と失速。結果として、成績は9勝6敗、防御率2.76と高卒2年目としては好成績を残しました。
また、この年の日本シリーズでは中継ぎとして3試合に登板をし、敢闘選手賞を受賞しました。この年のオフに背番号を20へ変更しました。
2021年シーズン
3年目の2021年は、前半戦だけで8勝を挙げ、自身初となるオールスターゲームに選出されました。しかし、後半戦は急激に失速したことにより1勝しかできず、2桁勝利を挙げることにはあと一歩届きませんでした。
この年はチームの方針で通常中6日でローテーションを回るところを中5日か中4日で回ったため、投球回数はチームトップの151.2回を投げました。
2022年シーズン
022年はプロ初完投勝利や初完封勝利も達成し、前年には達成できなかった2桁勝利を達成しました。最終成績は12勝、154奪三振でした。また、自身初となる最多奪三振のタイトルも獲得しました。
最後に
ここまで見てきたように、高卒1年目から一軍の舞台を経験し、読売ジャイアンツのローテーションの柱となった戸郷投手。今では菅野投手と一緒に、伝統ある読売ジャイアンツの中心投手となった戸郷投手が、WBCでどんな活躍を見せてくれるのか楽しみですね!