【男子卓球】戸上隼輔選手の幼少期からのプロフィールや経歴             

【男子卓球】戸上隼輔選手の幼少期からのプロフィールや経歴

日本の男子卓球選手で、最新の世界ランキングでは男子シングルス48位の戸上隼輔選手。

2023年5月20日から28日の日程で開催される世界卓球2023南アフリカの日本代表に選出され、男子シングルス、男子ダブルスの2種目に出場予定。個人戦で自身初のメダル獲得を狙います。

そこで今回は、日本の男子卓球界を牽引する戸上隼輔選手の幼少期からの経歴やプロフィールをご紹介します!

目次

戸上隼輔(とがみ しゅんすけ)選手のプロフィール

  • 生年月日:2001年8月24日
  • 年齢:21歳
  • 出身地:三重県
  • 身長:170cm
  • 血液型:A型
  • 出身校:明治大学政治経済学部在学中
  • 所属:明治大学

戸上隼輔選手の経歴

父親は1982年インターハイ卓球男子ダブルスで優勝した義春さん、そして母親と兄2人も経験者という卓球一家に誕生した戸上隼輔選手は、3歳から卓球を始めました。

幼少期は主に母親に卓球を教わっていて、毎日怒られ泣きながら練習をしていたそうです。それでも卓球を嫌いになることはありませんでした。

津市立修成小学校時代

小学校時代は、地元三重のクラブチーム松生TTC(松生卓球道場)に在籍し、6年生の時には全日本選手権大会男子ホープスの部で準優勝を果たしました。

全国区になった戸上隼輔選手のもとには、複数の強豪中学校から誘いがありましたが、地元の中学へ進学することを決めました。

津市立橋南中学校/野田学園中学校時代

1年生の時に出場した全国中学校卓球大会のシングルスでは、まさかの2回戦敗退に終わりました。この敗戦をきっかけに、戸上隼輔選手は強豪校への転校を考え始めます。

そしてコーチらのアドバイスをもとにプレースタイルが自分に合っていると、名将・橋津文彦監督率いる野田学園中学校に2年生の9月に転校しました。同校の卒業生の中にはオリンピックのメダリストや世界選手権代表に選出される選手もおり、超攻撃型「野田スタイル」で国内トップレベルの選手を多数輩出してきました。

同校に転校後は、持ち味の攻撃力にさらに磨きがかかり、めきめき頭角を現します。3年生で出場した全国中学校卓球大会では、自身初のシングルスベスト8、団体準優勝を収めるまでに成長を遂げました。

野田学園高等学校時代

高校は中間一貫校であるため野田学園高等学校に進学し、高校でも引き続き橋津監督の指導を受けます。

インターハイ男子シングルスで2連覇

インターハイのシングルスでは1年生で準優勝、2年生では念願の優勝を果たします。

3年生で出場した最後のインターハイでは、シングルス、ダブルス、団体戦の三冠を狙っていました。まずはダブルスで優勝し、続く団体戦では決勝で愛知工業大学名電高校と対戦。野田学園のエースとして登場した戸上隼輔選手でしたが、なんと逆転負けを喫します。そしてそのままチームも敗れ、インターハイ三冠の夢は途絶えました。

意気消沈し、残すシングルスへのモチベーションも上がらないまま翌日会場に行くと、「野田学園のエースとして引っ張てきてくれてありがとう」と保護者一同に感謝され、チームメイトからもエールが送られました。

そして、みんなの気持ちを背負い戦ったシングルスでは見事に優勝を飾り、インターハイ2連覇を成し遂げました。

全日本ジュニア男子シングルスで優勝でジュニア世代の頂点に!

1月に出場した全日本卓球選手権大会ジュニア男子シングルスでは、決勝でライバルの宇田幸矢選手と対戦。宇田選手は高校の部活には入らずJOCエリートアカデミー所属となるため、インターハイには出場していません。そのため同大会が事実上のトップを決める大会となりました。

宇田選手に2ゲーム連取され劣勢でしたが、第3ゲームに入る前にベンチで受けた橋津監督からのアドバイスをきっかけに、戸上隼輔選手の逆襲が始まります。最後はゲームカウント3-2の大逆転劇を起こし、インターハイに続き、全日本ジュニアのチャンピオンにも輝きました。

Tリーグにも参戦

2018年10月にはセミプロ卓球リーグ・Tリーグが開幕し、戸上隼輔選手はT.T彩たまに加入。当時高校2年生でしたが、橋津先生にも背中を押され参戦することを決めました。シーズン2年目からは琉球アスティーダに移籍しています。

明治大学入学後

大学は全国屈指の強豪校、明治大学へ進学します。同校卓球部の卒業生には、2020年東京オリンピック混合ダブルスの金メダリスト・水谷隼さん、男子団体の銅メダリスト・丹羽孝希選手、2017年世界卓球選手権男子ダブルス銀メダリスト・森薗政崇選手などがいます。また、高校3年生のインターハイ決勝で対戦した宇田選手も同校の卓球部に所属しています。

下記は明治大学入学後の戸上隼輔選手の主な成績です。

※シングルス→S、ダブルス→D、混合ダブルス→M

開催年大会名結果
2020年全日本卓球選手権大会3位(S)/2位(D)
2021年WTTスターコンテンダードーハ3位(D)/優勝(M)
アジア選手権大会3位(S)/優勝(D)/優勝(M)
全日本大学卓球総合選手権個人の部優勝(S)
世界卓球2021ヒューストン3位(S)
2022年全日本卓球選手権大会優勝(S)/優勝(D)
WTT シンガポール スマッシュ2位(D)
WTTフィーダー フリーモント優勝(D)
WTTフィーダー ウェストチェスター優勝(D)
WTT コンテンダー ザグレブ2位(D)
全農CUP TOP32福岡大会優勝(S)
WTTコンテンダー ノヴァ・ゴリツァ優勝(S)
2023年全日本卓球選手権大会優勝(S)
WTTコンテンダー アンマン2位(D)
WTTスターコンテンダー ゴア2位(D)/2位(M)
シンガポール スマッシュ3位(D)
WTTスターコンテンダー バンコク3位(M)
全農CUP 平塚大会優勝(S)

戸上隼輔選手は、2023年5月7日に行われた全農CUP平塚大会に出場。同大会はパリオリンピック日本代表選考会も兼ねていました。戸上隼輔選手は決勝まで勝ち上がり、決勝では張本智和選手と対戦。ゲームカウント4-3で優勝を果たしました。

この結果により、戸上隼輔選手はパリ五輪選考ポイントで2位に浮上。1位の張本智和選手との差は73.5ポイントとなりました。

まとめ

今回は、間もなく開幕となる世界卓球選手権ダーバン大会に日本代表として出場する戸上隼輔選手の幼少期からのプロフィールや経歴についてまとめてみました。

卓球一家に生まれ育った戸上隼輔選手は、本人の努力はもちろんのこと、家族の理解やサポートも手助けしてここまでの選手に成長したのではないでしょうか。パリ五輪出場は家族の夢でもあると思いますので、今後出場する大会でしっかり選考ポイントを稼いで、パリオリンピックへの切符を手に入れてほしいと思います。

戸上隼輔選手の今シーズンの活躍に期待しています!

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