2023年7月14日開幕の世界水泳2023福岡大会への出場が内定している男子競泳選手の入江陵介選手。
今回で8度目の世界選手権出場となる入江陵介選手は、これまでに銀メダル2個、銅メダル2個を同大会で獲得しています。
そこで今回は、日本男子競泳界を牽引する入江陵介選手のプロフィールや幼少期からの経歴についてまとめました!
入江陵介(いりえ りょうすけ)選手のプロフィール
- 生年月日:1990年1月24日
- 年齢:33歳
- 出身地:大阪府大阪市
- 身長:178cm
- 血液型:A型
- 出身校:近畿大学法学部
- 所属:イトマン東進
- 競技種目:背泳ぎ
入江陵介選手の経歴
0歳でベビースイミングを始めた入江陵介選手は、小学2年生から兄が通うイトマンスイミングスクール玉出校に通い始めました。スクールまでは車で片道30分ほどかかり、両親が送り迎えに励んだそうです。
大阪市立天王寺小学校
小学校3年生からは夜の練習だけではなく朝練も始まり、朝5時過ぎの電車でスクールに通う生活が始まりました。
小学生時代は体が強くなく、貧血で倒れたと学校から連絡があり、何度も親が学校に迎えに行ったそうです。母親はそんな入江陵介選手のために、食事の回数を増やしたり、栄養価が高い菓子パンを持たせたりするなど、少しでも多くの栄養分を摂取できるように努めたそうです。
大阪市立天王寺中学校
背泳ぎ一本に絞ったのは中学入学後という入江陵介選手。その後、めきめき頭角を現し、2005年3月、中学卒業直前に出場した全国JOCジュニアオリンピックでは、200m背泳ぎで中学新記録を打ち出しました。
近畿大学附属高等学校
高校は水泳の強豪校である近畿大学附属高等学校に進学。同校水泳部は、アテネ五輪200mバタフライ銀メダリストの山本貴司さんやロンドン五輪100m背泳ぎ銅メダリストの寺川綾さんなど、多数のオリンピック選手を輩出しています。
高校入学後は、1年生で出場した高校総体の200m背泳ぎで優勝。翌年4月の日本選手権では、200m背泳ぎで当時の日本高校新記録をマークしました。
また、高校3年生で出場した日本選手権でも200m背泳ぎで高校新記録を樹立。そして、1月開催のKONAMI OPEN 2008では、200m背泳ぎで自身初のアジア・日本新記録を叩き出しました。
高校在学中には、200m背泳ぎで3回、100m背泳ぎで2回、高校記録を塗り替えています。
近畿大学
大学1年生(2008~2009年)
大学入学後すぐに出場した日本選手権では、200m背泳ぎでオリンピック派遣標準記録を突破しての優勝を果たし、北京五輪への切符を掴みます。そして出場した北京オリンピックでは、200m背泳ぎで5位入賞となりました。
大学2年生(2009年~2010年)
5月の日豪対抗戦では、200m背泳ぎで世界記録より1秒以上速いタイムを出すものの、着用していたデサント社製の水着が規定を満たさなかったとして、記録は認められませんでした。
7月に出場したユニバーシアード(セルビア)では、100m、200m背泳ぎ、4×100mメドレーリレーで優勝し、三冠を達成しました。
また、続く7月の世界水泳選手権の200m背泳ぎでは、日本新記録で銀メダルを獲得。9月の日本学生選手権の4×100mメドレーリレーでは、100m背泳ぎで日本新記録を更新しました。
大学3年生(2010年~2011年)
8月に出場したパンパシフィック選手権では、200m背泳ぎで銅メダルを獲得。
また、11月に広州で開催されたアジア競技大会では、50m背泳ぎでは2位、100m、200m背泳ぎと4×100mメドレーリレーでは金メダルを獲得しています。
大学4年生(2011年~2012年)
7月の世界選手権(上海)では、200m背泳ぎで銀、100m背泳ぎで銅の2つのメダルを獲得。続く8月のユニバーシアード(中国)では、50m、200m背泳ぎ、4×100mメドレーリレーの3種目で金メダルを獲得しました。
大学卒業後
大学卒業後は、東進ハイスクールやイトマンスイミングスクールなどの教育事業を展開している株式会社ナガセに入社します。イトマン所属の競泳選手は、大学卒業後に同社に入社するのが流れのようです。
2012年ロンドンオリンピック出場
4月の日本選手権では、100m、200m背泳ぎで優勝し、2大会連続となるオリンピックへの切符を手にします。そのロンドン五輪では、200m背泳ぎと4×100mメドレーリレーで銀メダル、100m背泳ぎで銅メダルを獲得。計3個のメダルを手に入れました。
2016年リオデジャネイロオリンピック出場
3度目のオリンピック出場となったリオ五輪では、100m背泳ぎで7位、200m背泳ぎで8位、4×100mメドレーリレーでは5位と、2大会連続メダル獲得とはなりませんでした。
2021年東京オリンピック出場
自身4度目のオリンピックでは、競泳日本代表の主将を務めました。主将として出場した同大会では、100m背泳ぎでは準決勝敗退。200m背泳ぎでは7位入賞、4×100mメドレーリレーでは日本新記録をマークし6位入賞を果たしました。
現在、100m背泳ぎと200m背泳ぎ(ともに長水路)の日本記録保持者である入江陵介。2023年4月開催の日本選手権では、100m背泳ぎで10連覇の偉業を達成し、8大会連続で世界選手権代表に内定しました。
まとめ
今回は、男子100m背泳ぎで世界水泳選手権2023福岡大会に出場する入江陵介選手のプロフィールや経歴についてまとめてみました。
来年はパリオリンピックの年ですが、競泳選手としては最多となるオリンピック5大会連続出場も目指している入江陵介選手。今大会での活躍に期待と注目が集まっています!