第33回オリンピック競技大会がフランス・パリを中心に、7月26日から8月11日まで
開催されました。4年ごとの夏の祭典ということで、スポーツ ベット おすすめサイトも一層盛り上がっていましたね。さて、今回のパリオリンピックで実施されたのは32競技329種目となっていますが今回の記事では、女子マラソンの世界記録保持者についてや、女子マラソン日本代表パリオリンピック出場選手についてもご紹介していきたいと思います。
女子マラソンの歴史
マラソンという名称は、紀元前400年の「マラトンの戦い」に由来してその名称が付けられたと言われています。そしてマラソン競技の始まりは、1896年に開催された第1回近代オリンピックで行なわれた長距離走だと言われています。ただし、この時代は女性選手に門戸は開かれてはいませんでした。
女性がマラソンに参加が認められたのはいつ?
1960年代、ウーマン・リブという言葉が生まれたアメリカで、ボストンマラソンにノーゼッケンで出場した女性選手がいました。それから2年後。女子大生がボストンマラソンにゼッケンを取得し出場するも、大会関係者が女性だとわかった途端に女子大生をレース途中に止めようとする姿が世間の知るところとなりました。そしてこの2件を期に女性に対するマラソンの門戸開放が議論され始めます。
1970年代に入り、徐々世界各国で女性のマラソン参加が認められ始めます。そして1978年に第1回国際女子マラソンがアトランタで開催されます。女子マラソンが五輪の正式種目となったのは、それから6年後の1984年、ロサンゼルス五輪でした。 この時50人の女子選手がオリンピック女子マラソンのレースに挑みました。
女子マラソンの国際大会も、そしてオリンピック種目も思いのほか近代になってからということが分かりますね。
現在の女子マラソンの世界記録保持者は?
2023年9月24日開催されたベルリンマラソンで、エチオピアのティギスト・アセファ選手(26)が驚異的な世界記録である2時間11分53秒をマークしました。この記録が現在の女子マラソン世界記録であり、世界記録保持者はティギスト・アセファ選手です。
女子マラソンの世界記録の推移
- 2003年:ポーラ・ラドクリフ選手(英)2時間15分25秒
- 2019年:ブリジット・コスゲイ選手(ケニア)2時間14分04秒
- 2023年:ティギスト・アセファ選手(エチオピア)2時間11分53秒
コスゲイ選手の記録をアセファ選手が2分11秒も更新したというのは、脅威というか異次元というか、とにかくすごいことでした。さらに驚くことにアセファ選手は元々中距離の選手だったという点です。
女子マラソン日本代表パリオリンピック出場選手をご紹介!
ここからは、パリオリンピックに出場した女子マラソンの日本代表選手を、その記録とともにご紹介していきましょう。
鈴木 優花(すずき ゆうか)選手
- 所属:第一生命グループ(東京)
- オリンピック競技大会出場回数:初出場
- 自己記録:マラソングランドチャンピオンシップ(2時間24分09秒)
- 選考競技会成績:マラソングランドチャンピオンシップ1位(2時間24分09秒)
一山 麻緒(いちやま まお)選手
- 所属:資生堂(東京)
- オリンピック競技大会出場回数:2回目(2020)
- 自己記録:名古屋ウィメンズマラソン 2020(2時間20分29秒)
- 選考競技会成績:マラソングランドチャンピオンシップ2位(2時間24分43秒)
前田 穂南(まえだ ほなみ)選手
- 所属:天満屋(岡山)
- オリンピック競技大会出場回数:2回目(2020)
- 自己記録:第43回大阪国際女子マラソン大会(2時間18分59秒)
- 選考競技会成績:第43回大阪国際女子マラソン大会2位(2時間18分59秒:日本記録)
補欠:細田 あい(ほそだ あい)選手
- 所属:エディオン(大阪)
- 自己記録:ロンドンマラソン2022(2時間21分42秒)
- 選考競技会成績:マラソングランドチャンピオンシップ4位(2時間24分50秒)
まとめ
女子マラソンの世界記録保持者についてや、女子マラソン日本代表パリオリンピック出場選手についてご紹介してきましたがいかがでしたか?パリオリンピックでは、女子マラソンは、競技大会を締めくくる8月11日に行われました。これまでのオリンピックでは男子マラソンが最終種目とされていましたが、今回のオリンピックでの男子マラソンは最終日前日の8月10日になり、女子マラソンが最終種目となったわけです。日本勢では鈴木優香選手が6位入賞という素晴らしい結果を残しましたね。今後の女子マラソン選手の活躍にも期待したいですね。