2022年、日本プロ野球界に18年ぶりの三冠王が誕生しました。ヤクルト 村上宗隆選手です。史上最年少での三冠王達成となった村上宗隆選手は、チームのリーグ2連覇の立役者となり、また、今シーズンリーグ通算56本塁打は、あの世界の王貞治さんが1964年に残した日本人最多記録を更新するという偉業を達成。野球ファンのみならず、日本国民の多くが今村上宗隆選手に注目しています。
そこで今回は、村上宗隆選手のプロフィールや経歴、年俸や兄弟の野球経験についてまとめてみました。
村上宗隆(むらかみむねたか)のプロフィールや学生時代
- 生年月日:2000年2月2日
- 年齢:22歳
- 出身地:熊本県熊本市東区
- 身長:188cm
- 体重:97kg
- 血液型:O型
- 投球・打席:右投左打
- ポジション:三塁手、一塁手
- プロ入り:2017年(ドラフト1位)
- 所属:東京ヤクルトスワローズ
熊本市立託麻南小学校時代
野球チームに所属していた兄・友幸さんの影響で、4歳頃からキャッチボールを始め、小学校に入学後、兄と同じ野球チームで本格的に野球を始めました。
小学4年生の時、託麻南小野球クラブに入団、6年生の時には元プロ野球選手で現在は福岡ソフトバンクホークス二軍打撃コーチを務める吉本亮さんの父親が指導する硬式野球チーム・熊本東リトルシニアに入りました。
熊本市立長嶺中学校時代
中学校に進学後も熊本東リトルシニアでプレーを続け、2年生の冬にソフトバンクの増田珠選手、元オリックスの選手であった西浦颯大さんらと共に九州選抜チームとして台湾遠征も経験しました。
九州学院高等学校時代
高校入学後は、1年生から一塁手のレギュラーに定着。1年生で出場した夏の熊本大会では、優勝を果たします。同大会では1年生にも関わらず4番打者として起用され、初打席で満塁ホームランを放ち華々しいデビューを飾りました。この年の夏の甲子園でも4番打者として出場しましたが、石川県の遊学館高等学校を相手に初戦敗退を喫しました。
1年生の秋からは捕手を務め、2年、3年ともに夏の熊本大会決勝まで進むも、2年連続で秀岳館に敗退。甲子園出場は1年夏の1回だけとなりました。
高校通算52本塁打を記録し、その非凡な長打力から、「肥後のベーブ・ルース」と言われることもありました。
2017年ドラフト会議の一番人気は早稲田実業卒の清宮幸太郎選手でしたが、一部からは「東の清宮、西の村上」と注目されていました。ドラフト会議当日は、抽選で清宮幸太郎選手の交渉権を外したヤクルト・巨人・楽天の3球団が村上宗隆選手を外れ1位として指名。抽選の結果、ヤクルトが村上宗隆選手の交渉権を獲得しました。
村上宗隆のプロ入り後の経歴
2018年・東京ヤクルトスワローズに入団、プロ1年目
村上宗隆 高校時代の守備ポジションは捕手と一塁手でしたが、プロ入り後は三塁手に転向。登録も内野手となりました。
プロ入り1年目の9月16日に一軍昇格を果たし、同日の広島東洋カープ戦に6番・三塁手で先発出場。2回に初打席初本塁打を記録しました。この本塁打は,
2000年代生まれの選手が一軍公式戦で記録した日本プロ野球史上初の本塁打となりました。
2019年・プロ2年目
6番・三塁手で初の開幕戦先発出場を果たします。19歳1カ月での開幕戦先発出場は、1959年の西岡清吉さんが持つ21歳10か月の球団記録を塗り替えることになりました。
5月11日の巨人戦では、2リーグ制後では史上18人目となる高卒2年目以内での2桁本塁打(10号本塁打)を放ち、チーム38試合目での到達は高卒2年目以内では最速となりました。
この他にも本塁打や打点に関する数々の高卒2年目以内、未成年での記録を塗り替え、このシーズンはチーム唯一となる全143試合に出場、36本塁打、96打点を記録しました。
2020年・プロ3年目
開幕戦から4番・三塁手として起用され、6・7月は好成績を収め、球団最年少の20歳での月間MVPを獲得。また、7月2日の広島戦ではサヨナラ満塁本塁打を放つなど、31打点を挙げ、1991年6月に広沢克実さんが記録した球団の日本人月間打点記録(29打点)を更新しました。
その他にも、自身初の打撃タイトルとなる最高出塁率を獲得するなどの活躍を見せました。
2021年・プロ4年目
ヤクルト 村上選手は、全試合4番打者を務め、9月19日は史上最年少となる21歳7か月で通算100本塁打に到達。1989年に清原和博さんが記録した21歳9か月の記録を32年ぶりに塗り替えました。
この年は打点王は逃したものの、自身初となる本塁打王のタイトルを獲得。チームのリーグ優勝にも大きく貢献しました。
シーズン終了後のNPB表彰では、セ・リーグのMVPを受賞。21歳でのセ・リーグMVPは、1996年の松井秀喜さん(当時22歳)を抜いての史上最年少での受賞となりました。
2022年・プロ5年目
5月6日、7日の巨人戦で2試合連続満塁本塁打を放ち、NPBでは2018年のオリックスの杉本裕太郎選手以来史上9人目、セ・リーグでは2006年のタイロン・ウッズさん以来史上3人目の快挙を成し遂げました。
シーズン後半でもNPB史上初となる5打席連続本塁打を記録するなどし、9月2日の中日戦では日本人選手としては2002年の松井秀喜さん以来20年ぶり6人目となるシーズン50号を放ちます。また22歳での50本塁打達成は、1964年に55本塁打で王貞治さんが記録した24歳を下回る、史上最年少での記録達成となりました。
打撃三部門での最終成績は、首位打者、本塁打王、打点王に輝き、1982年の落合博満さん(当時28歳)らを抜き、NPB史上最年少となる22歳で令和初の三冠王を達成しました。
気になる村上宗隆 年俸について!
村上宗隆選手は、プロ入り4年目で年俸1億円到達を果たしていて、これは古田敦也さん、青木宣親選手、小川泰弘選手に並ぶ球団最速タイ記録であり、球団最年少記録となります。
また、高卒4年目での1億円到達は東北楽天の田中将大選手、MLBのダルビッシュ有投手に並ぶ史上最速タイ記録になります。
年俸 | 備考 | |
プロ入り1年目 | 推定720万円 | 契約金推定8000万円 |
プロ入り2年目 | 推定800万円 | |
プロ入り3年目 | 4,500万円 | |
プロ入り4年目 | 1億円 | |
プロ入り5年目 | 2億2,000万円 | +出来高払い |
もっと気になる!村上宗隆 来季の年俸!
チームのリーグ連覇に大きく貢献し、史上最年少かつ令和初の三冠王を獲得した来季の村上宗隆 年俸ですが、4億~5億円になるのではと予想されています。
昨シーズンはリーグ優勝にMVP、本塁打王のタイトルを獲得したにも関わらず2億2,000万円という金額で、球団も村上宗隆選手に大きな「借り」があります。昨年はコロナ禍の影響で各球団は減収に苦しみましたが、今季からは観客動員の制限が撤廃され大幅増収が見込まれていて、村上宗隆選手の年俸も大幅にアップするのではないでしょうか。
もし年俸5億円となれば、2011年に25歳シーズンで5億円到達となったダルビッシュ有選手を超える、史上最年少の5億円プレーヤー誕生となります。また、親会社と球団は功労者に対して特別ボーナスを支給しているので、村上宗隆選手がその対象になる可能性もあります。
さらには、ヤクルト本社のテレビCMに起用をすすめる声も出ていて、もしCM出演が現実となれば数千万円のギャラが見込まれます。球団スポンサーであるオープンハウスからは「特別ホームラン賞」として都内に3億円の家が贈られることも決定しています。
村上宗隆選手の兄弟もプロ野球選手?
村上宗隆選手は5人家族で、父・公弥さんは株式会社ムラカミ不動産の代表取締役社長、母・文代さんは書道の先生で村上宗隆選手も小学校6年間は書道にも取り組んでいました。
村上宗隆選手は兄と弟の3人兄弟で、3人とも野球経験者です。父・公弥さんも野球経験者ではありますが、息子たちに技術的な指導をすることはほとんどなかったと言います。
2歳上の兄・友幸さん
友幸さんは、東海大付属熊本星翔高校から東海大に進学し、大学時代には明治神宮野球大会での登板経験もあります。現在は、テイ・エス テック硬式野球部に所属し社会人野球選手としてプレーを続けています。
現在高校3年生の弟・慶太さん
慶太さんは、村上宗隆選手の母校である九州学院高等学校に在学中。3年生の夏の甲子園では、準々決勝で聖光学院に敗退。10月5日開幕した「いちご一会とちぎ国体」では、初戦で再び聖光学院と対戦し、4番・一塁手で出場したものの4-6で敗退となりました。
その慶太さんですが、9月28日にプロ志望届を提出し、支配下選手での指名があればプロ入りを決めるとのこと。高校通算本塁打は7本という慶太さんは高卒プロ志望に対して迷いがありましたが、村上宗隆選手の「高校でいい選手だったとしても、プロに行ったら関係ない。練習するやつが勝つ。だからお前も覚悟を決めてプロの世界で練習すればいい。活躍できるチャンスはある」という言葉に背中を押され、プロ志望届を提出しました。
2022年10月20日に開催されるプロ野球ドラフト会議の結果にも注目です。
まとめ
今回は、プロ野球史上最年少三冠王達成を果たした村上宗隆選手のプロフィールや経歴、年俸や兄弟の野球経験についてまとめてみました。
高校時代は1年夏の甲子園のみ出場でチームの目立った成績はありませんでしたが、将来有望なスラッガーとして注目されていた村上宗隆選手。プロ入り後の活躍が目覚ましいですね。
数々の偉業を達成した今季、オフの契約更改にも注目が集まることでしょう。史上最年少での5億円プレーヤー誕生となるのでしょうか。村上宗隆 結婚はまだしておらず、彼女の噂もありません。これだけ活躍し、これだけ稼いでいたら、あらゆる方面で活躍している女性がたくさん寄ってくるはずですよね。まだ22歳という若さの村上宗隆選手、様々は誘惑に負けず、来シーズンも新たな記録更新を目指して頑張ってほしいです。
村上宗隆選手の今後のご活躍を期待しています!