2026年6月から開催されるFIFAワールドカップに向けて、日本人選手が海外で研鑽を積んでいます。その中で、活躍を期待されている選手が集まっているチームがあります!
そのチームとは、スコットランドのスコティッシュ・プレミアシップに所属する「セルティックFC」です。元日本代表の中村俊介選手が以前所属していたことから、日本でも知られるチームですが、現在は誰が所属しているのでしょうか。
本記事では、2025年3月現在「セルティックFC」に所属している日本人選手また、過去に活躍していた選手も紹介していきます!
セルティックFC所属の日本人選手は?
セルティックに所属している日本人選手は、次の3人です。
- 前田大然(まえだだいぜん)
- 旗手怜央(はたてれお)
- 小林 友希(こばやし ゆうき)
この中で、2選手は日本代表にも選出されています。順番に紹介していきます。
前田大然(まえだだいぜん)選手
前田大然選手は、1997年10月20日生まれ、大阪府出身のFWです。一瞬の加速で相手DFの背後をとり得点を重ねるストライカーとして活躍しています。
山梨学院高校を卒業後、当時J2の松本山雅FCに加入し、プロのキャリアをスタートさせます。
その後はJリーグ、ポルトガルリーグの様々なチームで経験を積み、2021年横浜F・マリノスからセルティックに期限つきで移籍しました。シーズン途中で加入したにも関わらず、5ゴールを記録し、2022年5月23日に完全移籍を勝ち取りました。
2021年に行われた東京オリンピックでも日本代表として活躍し、日本代表のベスト4入りに大きく貢献をしました。フル代表にも選出されており、2022年のFIFAワールドカップ・カタール大会も出場しています。
旗手怜央(はたてれお)選手
旗手怜央選手は、1997年11月21日生まれ、三重県出身のDF・MF・FWをこなすユーティリティープレーヤーです。
順天堂大学で世代別代表なども経験し、大学卒業後の2020年に川崎フロンターレへ加入。プロサッカー選手としてのキャリアをスタートさせました。
フロンターレで研鑽を積んだ旗手選手は、2021年12月31日にセルティックへ完全移籍で加入します。そして、デビュー戦でいきなり「マン・オブ・ザ・マッチ」に輝くと、2戦目で鮮やかな初ゴールを記録します!さらに、宿敵レンジャーズとのオールドファームで圧巻の2得点・1アシストをマークするなど、デビューから9試合で3ゴール・2アシストと鮮烈なパフォーマンスを披露し、ライバル紙も含む地元紙で大絶賛を浴びました!!
2022年9月6日には、チャンピオンズリーグでスペインのレアル・マドリードと対戦。チームは0−3で負けてしまいましたが、旗手選手は非常に高い評価を受けています。セルティック の現地メディア『デイリー・レコード』では単独チーム最高の「8」の評価。さらに、レアル・マドリードの地元紙『アス(電子版)』は3点満点中「3点」をつけました。敗れたセルティックで3点の評価を受けたのは旗手選手だけで、高評価を受けていることがわかります。
2022年に日本代表に初選出されています。2022年のFIFAワールドカップ・カタール大会には惜しくも選出されませんでしたが、同年のキリンカップなどに出場しています。セルティックでもフル出場で存在感を示す旗手選手、これから間違いなく日本代表の中心選手として活躍していってくれることでしょう。
小林友希(こばやし ゆうき)選手
小林友希選手は、2000年7月18日生まれ、兵庫県出身のDFです。センターバックとして優れたフィジカルとビルドアップ能力を持ち、安定した守備を武器に活躍しています。
ガンバ大阪のジュニアユースを経て、ヴィッセル神戸のユースに加入。2018年にトップチームへ昇格し、プロのキャリアをスタートさせました。その後、京都サンガF.C.と横浜FCへの期限付き移籍を経験し、実戦経験を積み、ヴィッセル神戸復帰後は、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)にも出場し、国際舞台での経験を重ねました。
2023年にスコットランドのセルティックへ移籍し、欧州でのプレーをスタートさせます。2025年3月現在、日本代表への選出経験はありませんが、U-23日本代表として活躍経験があり、次回の2026年FIFAワールドカップの日本代表選出に期待がかかります。
過去にセルティックFCで活躍していた日本人選手は?
過去にセルティックに所属し活躍ていた日本人選手は、次の2人です。
- 井手口陽介(いでぐちようすけ)
- 古橋亨梧(ふるはしきょうご)
井手口陽介(いでぐちようすけ)選手
井手口陽介選手は、1996年8月23日生まれ、福岡県出身のMFです。高い守備と果敢な攻撃力が持ち味のボランチとして活躍しています。兄の井手口正昭も元プロサッカー選手ですよ!
2014年にガンバ大阪のユースからトップチームに昇格し、プロキャリアをスタート。若いころから実力を発揮し、2016年にはJリーグベストヤングプレーヤー賞を受賞。2017年には日本代表に初選出され、同年のEAFF E-1サッカー選手権(東アジアカップ)では優勝に貢献しました。
2018年、イングランドのリーズ・ユナイテッドへ移籍するも、労働許可の問題からスペインのクルトゥラル・レオネサへ期限付き移籍。その後、ガンバ大阪に復帰し、Jリーグで再びプレーを続けています。
2022年にはスコットランドのセルティックへ移籍し、欧州挑戦を果たしましたが、負傷の影響もあり出場機会は限られ、残念ながら2023年8月には再びガンバ大阪へ復帰し、日本でのキャリアを築いています。
古橋亨梧(ふるはしきょうご)選手
古橋亨梧選手は、1995年1月20日生まれ、奈良県出身のFWです。
中央大学卒業後、J2のFC岐阜でプロとしてのキャリアをスタートさせます。順調にステップアップをしていき、2021年にヴィッセル神戸からセルティックへ移籍しました。
海外移籍1年目の2021年は怪我での離脱もありましたが、リーグ戦20試合に出場し、12得点を挙げて、得点ランキング2位にランクイン!年間ベストイレブンに選出される大活躍を魅せました。この古橋選手の活躍が前田選手、旗手選手のセルティック移籍を後押ししたと言っても過言ではないでしょう。
2022年シーズンも好調を維持し、8月28日の試合でハットトリックを達成し、開幕5試合で6ゴールを記録しています。
日本代表にも2019年から選出されており、2021年のワールドカップアジア2次予選のモンゴル戦とタジキスタン戦でゴールを決めています。
まとめ
今回は、スコットランドの「セルティック」で研鑽を積む前田大然選手、旗手怜央選手、小林友希選手についてまとめてきました。すでに世代別日本代表でも活躍している選手たちで、これからのサムライブルーを背負って活躍していくことは間違いありません。
あと1年程に迫った次回の2026年FIFAワールドカップでは、誰が選出されるのでしょうか。この大会は、アメリカ合衆国、カナダ、メキシコの3か国で共同開催され、史上初めて48チームが参加します。また、決勝戦ではスーパーボウルのようなハーフタイムショーを初めて導入することが発表されています。セルティック所属の若きサムライたちの活躍に期待しましょう!