【女子卓球】早田ひな選手の幼少期からのプロフィールや経歴             

日本の女子卓球選手で、最新の世界ランキングでは女子総合で8位、女子ダブルスでは2位の早田ひな選手。

早田ひな選手は、同じく2000年生まれの平野美宇選手、伊藤美誠選手らとともに、日本の「女子卓球黄金世代」の一人として活躍しています。

今回は、左利きを生かしたダブルスで数々の好成績を残してきた早田ひな選手のプロフィールや幼少期からの経歴についてまとめました!

早田ひな(はやた ひな)選手のプロフィール

  • 生年月日:2000年7月7日
  • 年齢:22歳
  • 出身地:福岡県
  • 身長:167cm
  • 血液型:A型
  • 出身校:希望が丘高等学校(福岡)
  • 所属:日本生命

早田ひな選手の経歴

早田ひな選手の両親は卓球未経験者でしたが、地元の名門・石田卓球クラブに通っていた姉・すみれさんの影響で、早田ひな選手も4歳から卓球を始めました。

もともとは右利きでしたが、石田卓球クラブに入ってから左利きに矯正。卓球競技においては左利きはメリットが多いと言われており、親や指導者が左利きプレーヤーとして育てるケースもあるそうです。2020年全日本選手権男子シングルスで優勝した宇田幸矢選手も右利きから左利きに矯正した選手の一人です。

北九州市立鞘ヶ谷小学校時代

2年生の時には全日本卓球選手権大会・バンビの部(2年生以下)に出場し、全国大会デビューを果たしました。予選リーグを突破し決勝トーナメントに進出するも、1回戦で敗退しました。この時の優勝者は伊藤美誠選手でした。

4年生の時に出場した全日本卓球選手権大会・カブの部(4年生以下)ではベスト4、6年生で出場した全日本卓球選手権大会・ホープスの部(6年生以下)では準優勝という成績を収めました。

中間市立中間東中学校時代

1年生と2年生の時に出場した全国中学校卓球大会では2年連続で優勝を飾ります。

2年生の4月開催、ITTFワールドツアー・チリオープンでは、平野美宇選手の記録を更新する当時史上最年少で決勝進出を果たしました。また、5月のフィリピンオープンでは3位入賞、9月のアジアジュニア卓球選手権大会のカデット女子団体に平野美宇選手、伊藤美誠選手と3名で出場し、決勝で中国を破り見事優勝を果たしました。

そして、1月の全日本卓球選手権大会ジュニアの部では準優勝しています。

希望が丘高等学校時代

高校は福岡県の強豪で前田美優選手らを輩出した希望が丘高等学校に進学します。

高校1年生

インターハイでは女子シングルスで優勝。前田美優選手以来4年ぶりとなる1年生での優勝を果たしました。また、ITTFワールドツアークウェートオープン(U-21)、ITTFワールドツアーオーストラリアオープンでツアー初優勝。

さらに、12月の世界ジュニア選手権大会には日本代表として出場し、団体で優勝しました。直後に開催されたITTFワールドツアーグランドファイナルではU-21で優勝、浜本由惟選手と組んだダブルスでも優勝し、日本人では初となる2冠を達成しました。

高校2年生

4月のアジア選手権の女子団体で銀メダル、女子ダブルスでは銅メダルを獲得。5月の世界選手権はダブルスのみに出場し、日本勢としては16年ぶりとなる銅メダルを獲得しました。また、同種目での16歳ペアの銅メダル獲得は史上最年少となりました。

11月、伊藤美誠選手と組んで出場したワールドツアー・スウェーデンオープンのダブルスでは、当時のダブルス世界ランキング1位、2位の中国の選手に勝利し、優勝を飾りました。

1月の全日本選手権女子ダブルスでは、伊藤美誠選手と組み同大会初優勝を果たしました。

高校3年生

2018年に開幕した日本のセミプロ卓球リーグ「Tリーグ」では日本生命レッドエルフに所属。レギュラーシーズンから女子プレーオフまで13戦全勝でチームの優勝に貢献し、シーズンMVPを獲得しました。

1月に出場した全日本選手権では、ダブルスでは2連覇達成。シングルスでは6回戦で石川佳純選手を破り、自身初の準決勝進出を果たしました。

高校卒業後

2020年1月開催の全日本選手権では女子ダブルスで3連覇。シングルスでは、準決勝で3連覇を狙う伊藤美誠選手を破り、決勝でも石川佳純選手を倒す活躍で初優勝。二冠達成となりました。

2021年東京オリンピックはリザーブ選手として登録。

同年9月に出場したアジア選手権大会では、女子シングルス、女子団体、混合ダブルスで優勝。また、世界選手権ヒューストン大会では、女子ダブルス、混合ダブルスともに準優勝、女子シングルスではベスト16の成績を収めました。

2023年全日本選手権大会で史上初の5連覇

1月開催の同大会では、女子シングルスで優勝。また伊藤美誠選手と組んだ女子ダブルスでは史上初の5連覇という快挙を成し遂げました。さらに、張本智和選手と組んだ混合ダブルスでも2連覇を果たし、女子では史上4人目の三冠達成となりました。

パリ五輪代表選考会「2023 全農CUP 平塚大会」で優勝

5月7日に行われた第4回パリ五輪代表選考会である全農CUP 平塚大会では、決勝で中学3年生の張本美和選手と対戦。第1ゲームを落としたものの、第2ゲームからは落ち着いて流れを掴み、貫録勝ちとなりました。

今回の優勝により、パリ五輪代表レースでは2位以下に100点以上の大差をつけて首位をキープしています。

今後は、5月20日開幕の世界卓球選手権ダーバン大会に出場予定です。

まとめ

今回は、2023年全日本卓球選手権大会で見事三冠を達成した女子卓球選手、早田ひな選手のプロフィールや幼少期からの経歴についてまとめてみました。

5月1日に現役引退を表明したオリンピック3大会連続メダル獲得の石川佳純さんから「左利きエース」を引き継ぐことになった早田ひな選手。左利きは特にダブルスで有利な点が多いそうですが、早田ひな選手はダブルスだけではなくシングルスでも実績を残していますよね。

まだ22歳という若さで日本女子卓球界を牽引する早田ひな選手には、今後も大きな期待が寄せられることと思います。まずは直近の世界選手権での戦いに注目です。早田ひな選手の健闘を願っています!