先月、フランス・モンペリエにて開催された世界選手権で見事初優勝を果たした、フィギュアスケート 女子シングル代表の坂本花織選手。2022年北京冬季オリンピック ドーピング問題に揺れる中で獲得した銅メダルに続き、素晴らしい結果を残しました。
そこで、今回は坂本花織選手についてのプロフィールや経歴をご紹介したいと思います。
坂本花織のプロフィール
- 氏名:坂本 花織(さかもと かおり)
- 出身地:神戸市
- 生年月日:2000年4月9日
- 身長:0cm
- 血液型:B型
- 所属:シスメックス
- コーチ:中野園子、グレアム充子、川原星
- 憧れの選手:鈴木明子
坂本花織選手は、兵庫県神戸市出身の22歳(2022年4月現在)、神戸学院大学の経営学部に在学中です。家族構成は、父・母・14歳上と12歳上の姉が2人。3姉妹の末っ子です。
スケートを始めるきっかけとなったのは、2003年に放送されたNHKの朝ドラ『てるてる家族』。主人公の姉がフィギュアスケート選手だったのを見て興味を持ったそうで、4歳からスケートの練習を始めています。
主な実績
2022年 世界選手権優勝/北京五輪 女子シングル 銅メダル・団体戦 銅メダル
2021年 全日本選手権優勝
2018年 平昌五輪 女子シングル6位・団体戦5位/四大陸選手権優勝/全日本選手権優勝
2017年 世界ジュニア選手権 3位/全日本選手権2位
2016年 全日本ジュニア選手権優勝/ジュニアGPファイナル 3位
あだ名はフェラーリ!?
演技後のガッツポーズや豊かな表情が印象的な坂本選手は、フィギュアスケート界では珍しい「お笑いキャラ」。ボケとツッコミが激しく、誰かがボケたのをすぐに拾ってツッコんでしまうのだとか。
コーチ陣からは『フェラーリ』と呼ばれることもあるようで、過去のインタビューで
――「自分は動けば動くほど動けるタイプなので、よく先生たちからは『フェラーリ』と言われています(笑)。最初にエンジンをかけるのは時間がかかるけど、エンジンがかかり出すとすごく動くから、試合で動けるよう体を温めるためにすごく走っていました」
と答えています。
世界選手権優勝は浅田真央以来、8年ぶりの快挙
冒頭でもお伝えした通り、坂本選手は南仏モンペリエで開催された世界選手権で、ショートプログラム(SP)・フリー(FP)とともにトップの点数で初優勝。ウクライナ侵攻でロシア勢が不参加だったとはいえ、重圧にも負けずに完ぺきな演技を披露しました。ショートプログラムでもフリーでも自己ベストを更新するなど、価値ある金メダルをつかみ取りました。
日本女子としては、伊藤みどり、佐藤有香、荒川静香、安藤美姫、浅田真央に続く、6人目の世界女王の誕生です。
大躍進につながった振付師との出会い
幅・高さ・着氷後の流れがあるダイナミックなジャンプを得意とする坂本選手。これまでの活躍の要因のひとつとして、振付師ブノワ・リショーとの出会いが挙げられます。坂本選手がシニアデビューした平昌五輪シーズンから振付を担当しているリショー氏は、彼女の持つ個性と感性、得意とする部分を存分に引き出しながら、課題にする部分を振り付けで補い、ステップアップさせるためにあえて実力よりも一歩先の難易度のプログラムを振り付けてきました。
坂本選手の代名詞とも言われているSP『グラディエーター』も、彼女のスピード感溢れるスケーティングを存分にアピールするプログラムになっており、大きく躍動する動きと力強さ、そして疾走感が音楽にもマッチしています。
最後に
今回は、日本女子として6人目の世界女王に輝いた坂本花織選手のプロフィールや経歴をまとめてきました。世界選手権後はロングヘアをばっさりと切り落として、イメチェンしている姿も可愛らしかったです。目標に掲げていた「五輪でのメダル獲得」は達成されましたが、今後もますますの活躍に期待したいですね。