フィギュアスケート女子シングルの選手で、数々の記録を保持している紀平梨花選手。2018年平昌五輪は年齢制限にわずかに届かなかったため出場できず、2022年北京五輪は紀平梨花 怪我のため出場を果たせませんでした。「ジャンプの申し子」と称される紀平梨花選手ですが、今シーズンは怪我の治療とトレーニングに専念することを発表。2026年ミラノ五輪に向けて、完全復活を目指します。そこで今回は、紀平梨花選手の経歴や、紀平梨花 怪我の状況についてまとめました!
紀平梨花(きひら りか)選手のプロフィール
- 生年月日:2002年7月21日
- 年齢:21歳
- 出身地:兵庫県西宮市
- 身長:155cm
- 血液型:O型
- 出身校:早稲田大学人間科学部 eスクール在学中
- 所属クラブ:トヨタ自動車
紀平梨花選手の経歴
紀平梨花選手の幼少期
紀平梨花選手がスケート教室に通い始めたのは5歳の冬休みからで、3歳の時に母親と4歳上の姉と3人でスケートリンクに遊びに行ったのがきっかけでした。幼少期はスケート以外にも様々な習い事をしており、エレクトーン、ピアノ、体操、水泳、バレエ、ダンスを習っていたとのこと。小学1年の冬に当時のコーチから個人レッスンに誘われて以降は、スケートに土日は最低6時間、平日も2時間の時間を費やすほどのめり込んでいきました。
紀平梨花選手の運動神経は「ヨコミネ式教育法」で培われる
幼い頃から運動神経が抜群だった紀平梨花選手ですが、その原点の一つとなるのが、通っていた幼稚園が採用していた「ヨコミネ式教育法」だといいます。これは女子プロゴルファーの横峯さくら選手の叔父・良文さんにより生み出された教育メソッドです。1歳9カ月から通い始めた幼稚園では、跳び箱8段を跳び、逆立ちで園内を歩くなど運動能力の基礎が築かれたとのことです。
ジュニア時代の主な成績
- 2016年9月 ISUジュニアGPシリーズ リュブリャナ杯 優勝(※女子では史上7人目となる3回転アクセルに成功、同時に女子史上初となる6種類8個の3回転ジャンプを成功させ優勝)
- 2016年12月 2016/2017 ISUジュニアGPファイナル 4位
- 2017年8月 2017年アジアフィギュア杯ジュニアクラス 優勝
- 2017年9月 ISUジュニアGPシリーズ リガ杯 2位
- 2017年11月 第86回全日本ジュニア選手権 優勝
- 2016年12月 2017/2018 ISUジュニアGPファイナル 4位(※女子史上初の3回転アクセル-3回転トゥループに成功)
- 2017年12月 第86回全日本選手権 3位
シニア時代の主な成績
2018-19シーズン
- 2018年9月 ISUチャレンジャーシリーズ オンドレイネペラトロフィー 優勝
- 2018年11月 ISU GPシリーズ NHK杯 優勝(※日本女子歴代最高点を更新。日本人初となるGPシリーズデビュー戦で初優勝)
- 2018年11月 ISU GPシリーズ フランス国際 優勝
- 2018年12月 2018/2019 ISU GPファイナル 優勝(※浅田真央さん以来13年振りとなる「日本人のシニア1年目にしてグランプリファイナル制覇」)
- 2018年12月 第87回全日本選手権 2位
- 2019年2月 2019年四大陸選手権 優勝
2019-20シーズン
- 2019年12月 第88回全日本選手権 優勝
- 2020年2月 2020年四大陸選手権 優勝(※男女通して史上初となる2連覇を達成)
2020-21シーズン
- 2020年12月 第89回全日本選手権 優勝(※国際スケート連盟非公認の大会だが、自身初の4回転サルコウを成功)
紀平梨花選手が保持している記録
- 女子シングル初のフリースケーティング8トリプルジャンプ成功
- 女子シングル史上最年少3回転アクセル成功(14歳65日)
- 女子シングル初の3回転アクセル-3回転トゥループ成功
- 日本人初のISUグランプリシリーズ初出場で優勝
- 日本人2人目のISUグランプリファイナル初出場で優勝
- 女子シングルショートプログラム世界最高得点
- 男女シングル史上初の四大陸選手権連覇
気になる紀平梨花 怪我の状況は?
2023年9月28日、日本スケート連盟は紀平梨花選手が出場を予定していたグランプリシリーズ(カナダ大会)を欠場すると発表。紀平選手自身も「いつも応援ありがとうございます。2026年ミラノ五輪の夢に向け、今シーズンは怪我の完治を優先させることを、コーチと話し合い決断しました」とインスタグラムで報告しています。
怪我が判明したのは2021年
2022年北京五輪のメダル候補として挙げられていた紀平梨花選手でしたが、2021年7月に右足首の疲労骨折が判明。オリンピックシーズンとなる2021-22シーズンはISUグランプリシリーズ2試合(スケートカナダ、NHK杯)を欠場し、さらに第90回全日本フィギュアスケート選手権も出場を断念。結果、目標としていた北京五輪出場は叶いませんでした。その後、2022-23シーズンはグランプリシリーズ2試合に出場し、12月の全日本選手権にも出場するも、紀平梨花 怪我の状態は悪化の一途をたどっていました。
現在は怪我の完治を目指しトレーニングに励む
2023年11月上旬、紀平梨花選手は自身のインスタグラムでストーリーを投稿。その投稿はトレーニングに励む自らの姿でした。また12月9日にも同じくストーリーに「先日、屋外リンクに滑りに行きました」と投稿しており、来シーズンの完全復活を目指し、前向きに紀平梨花 怪我の治療とトレーニングに取り組んでいることが分かります。
まとめ
今回は、トヨタ自動車所属、フィギュアスケート女子・紀平梨花選手の経歴や現在の紀平梨花 怪我の様子についてまとめてみました。2026年ミラノ五輪まではあと2年、オリンピック初出場の夢を叶えるために焦らずしっかり怪我を完治させてほしいものです。紀平梨花選手の来シーズン完全復活を心より願っております!