日本の競馬場が洋芝か野芝か|把握するだけで勝敗は変わる!

日本の競馬場が洋芝か野芝か|把握するだけで勝敗は変わる!

競馬は使っている芝によって勝敗が左右されることはあります。それは芝の状態によって、馬に必要とされる力が違うからです。

 

芝の状態がどのように勝敗へ影響するかを理解すれば、スポーツベットアイオーの競馬でどの馬が勝ちやすいのかを理解できます。以下では2つの芝の違いやなぜ芝が影響するのかについて話しましょう。

 

目次

洋芝と野芝の違い

芝には大きく分けて洋芝野芝の2種類があります。そして2つの違いはクッション値です。クッション値は低いほど、芝が保水されており軟らかいことを示します。

 

洋芝は、主にヨーロッパで使われている芝で、水分を含んでおり、草も長いです(クッション値が低い)。土が軟らかいため、馬は地面を蹴る強さや、足がすくわれても同じように走りつづけられる強さなどが必要になります。つまり馬のパワーやエネルギーが大切です。

 

一方の野芝は、主に日本で使われている芝で、水分はそれほど含んでおらず、草も短い芝になります(クッション値が高い)。土が硬いぶん、ふん張りやすいのが特徴。馬が地面を蹴りやすいため、スピード勝負に向いています。

 

クッション値による大体の値は以下の通りです:

 

クッション値表層のクッション性表層の水分状態
12~硬め乾燥気味
10~12やや硬めやや乾燥気味
8~10標準標準
7~8やや軟かめやや湿潤気味
~7軟かめ湿潤気味

 

馬によって、得意な芝がある

どちらの芝もそれぞれの特性があり、馬によって得意・不得意は変わってきます。持久力のある馬なら洋芝のほうが向いていますし、スピード力のある馬なら野芝のほうが向いているでしょう。

 

基本的に日本では野芝を採用しているため、日本では首位だった馬も、世界の競馬では上位に上がらないことはあります。その逆も然りです。

 

そのため競馬で賭けるときは、そのレースのクッション値と馬の特性による相性を考えることが大切になります。

 

札幌と函館は洋芝

札幌と函館は日本全国でも寒いことから洋芝を使っています。洋芝は寒さに強く、一年中緑の芝生を保持しつづけられるからです。2022年の札幌競馬でのクッション値は7.4とやや軟らかめでした。

 

そのため札幌と函館は海外の競馬のように、持久力を必要とする馬が活躍しやすくあります。アメリカやイギリスの馬が日本で競馬をするなら、札幌や函館が理想ともいえるでしょう。

 

洋芝か野芝かで、馬の勝敗は大きく変わる

人間が走るとぬかるみに足をすくわれるように、馬も芝の状態によってコンディションが変わってきます。日本は基本的に野芝を使っており、スピードに強い馬が多いです。そのため札幌や函館、もしくは雨が降ってクッション値の低い競馬場でレースをするときは要注意。どの馬が持久力に優れているのかを見極める必要があります。ぜひ競馬で芝による違いを実感してみてください。

 

 

 

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